ANNOUNCER BLOG
今週16日(日)広島女学院ゲーンスホールで
音楽朗読劇「借りた風景」に朗読者の一人として出演します。
こちらは主催のHOPEプロジェクト代表
二口 とみゑ(ふたくち とみえ)さんです。
手にしている『明子のピアノ』(中村真人著)や
『明子さんのピアノとパルチコフさんのヴァイオリン』(西村文、二口とみゑ、廣谷明人共著)にも
書かれているのですが、河本明子さんの被爆ピアノのエピソードが軸となっています。
アメリカ生まれの明子さん。
帰国しなければ、原爆に遭って命を落とすことはありませんでした。
残された何年にも渡る日記の一部も朗読で披露します。
ドイツ人夫婦の脚本家タウフゴルトが集めた戦争を経験した楽器のエピソード。
その中から第二次世界大戦を生き延びたヴァイオリン、コントラバス、
そして、被爆ピアノの話をモチーフに書き上げた作品。
音楽は、日本人作曲家、藤倉大さんの曲。
そう、日独コラボの作品なのです。
藤倉さんは海外在住ですが、広島へ来て、
明子さんのピアノと何日か過ごして曲を作り上げたそうです。
ドイツやアメリカで上演されたんですが、日本では初です。
完成した日本語版がドイツから送られてきたのが今年の元日でした!
まずオンラインで脚本家や翻訳者たちも含め
読み合わせをする中で、言葉のひとつひとつを吟味。
初めて聴く人にもわかりやすいように、ということと
原作の意図も大事にという思いで意見を出し合いました。
オペラ バリトン歌手の大山大輔さんは素で話される時でも
響きも抑制も自由自在!素晴らしいお声でした!!
実際にそこに音楽が合わさるとすばらしい舞台になるはずです。
また、戦争のことだけでなく、
「楽器は記憶するのか」「楽器にも精神はやどるのか」という
やや哲学的な視点、テーマが私は気に入っています。
また、タウフゴルトは京都のお寺の借景をみて、このタイトルを付けました。
深いです・・・
共演者の舞台やコンサートも実際に観させていただいたりして、
そうそうたるメンバーとの共演に
私はドキドキが増幅している今日この頃です。
チケットはe+(イープラス)などで販売中のほか、
当日券(3500円)もあります。
詳細はこちらをご覧ください!
https://www.kajimotomusic.com/concerts/borrowed-landscape/
まだ寒い時期なので、暖かい服装でいらしてください。
心よりお待ちしております。
こちらは「テレビ派」街かど伝言板に一緒にPRしていただいた
朗読者 多和田(たわた)さち子さんと日髙徹郎(ひだかてつろう)さん。
お二人とも深みや味わいのあるとても素敵な声で語りをされます。
私もがんばります!