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78回目を迎えた原爆の日
もうすぐ80年というと、すごく遠い昔に感じるかもしれません。
でも私たちにとっては、自分が生まれるたった数十年前の出来事です。
大好きな祖父母たちの世代が、実際に経験したこと。
戦争や原爆を奇跡的に生き延びた人たちのおかげで、
今があります。
日曜日、仕事終わりで息子たちと平和公園へ行きました。
コロナ禍前のように県内外から多くの方が訪れていました。
外国人の姿はこれまでで一番の多さではなかったでしょうか。
G7広島サミットの効果はたしかにあると感じました。
テレビやインターネットでみるのとは
きっと違う印象を受けたと思います。
広島・長崎が受けた傷。今なお苦しんでいる人々がいること。
そして、核兵器の問題をどう捉えるのか。
「核抑止」が議論されます。
少し問題を小さくしてみるとアメリカの銃問題はどうでしょうか。
自分と家族を守るために銃を所持し
自衛のため銃が必要だ、権利だと主張するけれど、
発砲、乱射事件や誤射事故の多いこと。
日本でも、通り魔事件や強盗事件が多発していますが、
これが銃社会だったなら被害はもっと深刻なはず。
核兵器も他国に侵略されないため、といいますが、
その国のリーダーのモラルを信じるしかありません。
保管や廃棄、開発にも常に危険が伴います。
またクーデターやテロリストに遭う恐れもあります。
現在ロシアは、核を放棄したウクライナを核で脅しています。
5月に広島を訪れたゼレンスキー大統領は
平和記念資料館で廃墟の展示をみて、涙をこらえていたといいます。
確かに今、広島と長崎は力強く復興しました。
ウクライナもきっと復興を遂げるはずです。
でも、まだ何も終わっていないのです。
被爆者たちは原爆の実相と核廃絶を訴え続けます。
そして、被爆証言の継承活動や、平和活動をがんばっている若者もたくさんいます。
息子たちも灯籠にメッセージを書いていました。
「平和、わかち合い、親しむ事が大切」
次男も「けんかになりませんように」と。
小さなころから、自分で考えて行動したり、
違うことを認め合ったり、助け合ったりする経験を
たくさんしてほしいと思います。
おととしまで、タイで生活したのは
2年4ヵ月という短い期間ですが、
タイ人、アメリカ人、ロシア人、中国人、韓国人、インド人と
たくさんの人と仲良くなれたことは財産です。
どこの国や地域でも惨劇が繰り返されないように
みんなで助け合いましょう。
PEACE