ANNOUNCER BLOG
夏休みをいただいておりました。
安芸高田市の実家に帰省したのは、
お盆前で、大雨の災害前。
何百年前かわからないくらい前のお墓まである
山の斜面にある墓所を
姪っ子たちと掃除しました。
私「お墓の掃除したらいいことがあるよ~」
こども「え~なにがあるん?おもちゃ買ってほしい~」
私「ん~そういうことじゃなくてねぇ・・・
ひいばあちゃんやご先祖さんが喜んどるよ。
何かはわからんけど、いいことがあるはずよ!」
と話しながら、台風の影響で積もった
落ち葉や小枝を掃いたり、
お墓を磨いたりしました。
長男はその後、いとこたちと過ごすのが楽しく、
「まだ泊まる」といって聞かなかったので、
兄夫婦に預けて、
私は次男と一旦広島市内へ戻りました。
すると、あの土砂降りの雨です。
13日の朝、家の前が水浸しになってきたのをみて、
兄は即座に家族を連れて避難したそうです。
地域の消防団もしている兄は、
集落の他の家にも声をかけていったそうですが、
残った人もいたと聞いて心配でした。
土砂崩れが多数起き、町につながる2本の道路が寸断、
その山間の集落が孤立してしまいました。
2日後に重機が入り、1本の道が開いたので、
私も家の様子を見に帰ることができました。
すると家の周りは一面土砂だらけ。
すぐ裏手の山から木が何本も押し流されていました。
残していた車も1台はエンジンがかからず。
道路には山から水が出続けており、
排水溝もふさがって、しばらく生活ができない状況でした。
お隣は、辛いことに土砂が家の中にも流れ込んでいました。
近所の田畑は荒れています。
自動販売機すらない
のどかな田園風景が一変し
言葉もありません。
しかし、集落で誰もケガをしなかったことは幸い。
朝ご飯を食べている時や避難の最中に
土砂が直撃しなかったこと。
また、重ねて大きな二次災害が起こらなかったこと。
長男も不安はあったかもしれませんが、
4人のいとこと一緒に
にぎやかな生活を送っていたようです。
オセロや将棋、人生ゲームなど
雨の日ならではのボードゲームを楽しんでいたよう。
苦手だったなすびやピーマンも食べたと聞きました!
迎えにいくと、ぎゅーっと抱きついてきました。
おにいちゃんが恋しかった次男も一緒に。
感動の再会はもうひとつ。
単身赴任中の夫が、
タイからタイミングよく帰国したのです。
(3度のPCR検査も陰性!)
私もちょうど2度目のワクチン接種があり、
副反応中、こどもたちを世話してもらえて本当に助かりました!
被災地の片付けや復旧には
まだまだ時間がかかりそうです。
すでにボランティアさんたちも活躍してくださっています。
時折雨が降り、蒸し暑い中、本当に頭が下がります。
今回の災害で、実家は小さな集落にありますが、
住民のつながりって本当にありがたい、
心強いなと実感しました。
いろんな情報をくれた友人たちにも感謝します。
みなさん、どうか身体と心を労りながら、
ゆっくり進んでいきましょう。
必要とされている人たちへ、
行政の迅速な対応、サポートをお願いいたします。