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災害は突然に
2021.8.24

夏休みをいただいておりました。

安芸高田市の実家に帰省したのは、
お盆前で、大雨の災害前。

何百年前かわからないくらい前のお墓まである
山の斜面にある墓所を
姪っ子たちと掃除しました。


私「お墓の掃除したらいいことがあるよ~」

こども「え~なにがあるん?おもちゃ買ってほしい~」

私「ん~そういうことじゃなくてねぇ・・・
 ひいばあちゃんやご先祖さんが喜んどるよ。
 何かはわからんけど、いいことがあるはずよ!」

と話しながら、台風の影響で積もった
落ち葉や小枝を掃いたり、
お墓を磨いたりしました。

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長男はその後、いとこたちと過ごすのが楽しく、
「まだ泊まる」といって聞かなかったので、
兄夫婦に預けて、
私は次男と一旦広島市内へ戻りました。

すると、あの土砂降りの雨です。


13日の朝、家の前が水浸しになってきたのをみて、
兄は即座に家族を連れて避難したそうです。

地域の消防団もしている兄は、
集落の他の家にも声をかけていったそうですが、
残った人もいたと聞いて心配でした。

土砂崩れが多数起き、町につながる2本の道路が寸断、
その山間の集落が孤立してしまいました。

2日後に重機が入り、1本の道が開いたので、
私も家の様子を見に帰ることができました。


すると家の周りは一面土砂だらけ。

すぐ裏手の山から木が何本も押し流されていました。

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残していた車も1台はエンジンがかからず。

道路には山から水が出続けており、
排水溝もふさがって、しばらく生活ができない状況でした。

お隣は、辛いことに土砂が家の中にも流れ込んでいました。

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近所の田畑は荒れています。


自動販売機すらない
のどかな田園風景が一変し
言葉もありません。


しかし、集落で誰もケガをしなかったことは幸い。

朝ご飯を食べている時や避難の最中に
土砂が直撃しなかったこと。

また、重ねて大きな二次災害が起こらなかったこと。

長男も不安はあったかもしれませんが、
4人のいとこと一緒に
にぎやかな生活を送っていたようです。

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オセロや将棋、人生ゲームなど
雨の日ならではのボードゲームを楽しんでいたよう。

苦手だったなすびやピーマンも食べたと聞きました!

迎えにいくと、ぎゅーっと抱きついてきました。
おにいちゃんが恋しかった次男も一緒に。


感動の再会はもうひとつ。


単身赴任中の夫が、
タイからタイミングよく帰国したのです。
(3度のPCR検査も陰性!)

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私もちょうど2度目のワクチン接種があり、
副反応中、こどもたちを世話してもらえて本当に助かりました!


被災地の片付けや復旧には
まだまだ時間がかかりそうです。

すでにボランティアさんたちも活躍してくださっています。
時折雨が降り、蒸し暑い中、本当に頭が下がります。

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今回の災害で、実家は小さな集落にありますが、
住民のつながりって本当にありがたい、
心強いなと実感しました。
いろんな情報をくれた友人たちにも感謝します。

みなさん、どうか身体と心を労りながら、
ゆっくり進んでいきましょう。

必要とされている人たちへ、
行政の迅速な対応、サポートをお願いいたします。


 

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