アナウンサーブログ

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被爆体験記朗読会
2018.2.16

世の中、平和の祭典冬季オリンピックに沸いていますね!!

どの国の選手たちも、
一試合、1プレー、一瞬の競技に
4年間の努力と魂を込める姿に心が打たれます。

さて、こちらは今週末に行われる被爆体験記定期朗読会のお知らせです。

多くの外国人旅行者や修学旅行生、観光客が訪れる
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、
毎月第2日曜日に英語による朗読会と、第3日曜日に日本語による朗読会を
一日2回ずつ開催しています。(入場無料)

高齢化していく被爆者の体験を後世へ引き継いでいく取り組みの一つで、
被爆者に代わって、私たちが体験記や詩を朗読します。
家族を失った悲しみや、傷ついた苦しみを知り、
戦争のない世の中、核廃絶への思いを
一緒に考え、伝え広げていこうというものです。

近年はロシアやアメリカなどで、「使える核」「小型核」の開発もしているようですが、
通常兵器と違い、放射能を出す核兵器は被害が大きく、後世にも影響を及ぼします。

脱毛、ケロイド、白内障、倦怠感などの後遺症やがん、白血病・・・。
また、放射能の感受性は人により差はありますが、
後に生まれるこどもに遺伝的影響を与えることもあります。

放射性物質で汚染されたチリ、水、土壌は、
救援や復興に来た人たちをも蝕みます。
(さかのぼればウラン鉱山の発掘から土地を汚染しますし、
核のゴミも放射能を出し続けます)

そして、被爆73年たった今でも、
その影響に苦しんでいる人たちが世界中にいるわけです・・・。

祈念館では2004年から朗読ボランティアがスタートし、
去年8月から、広テレでは馬場アナと私が加わって
毎月研修を重ねてきました。

先月の定期朗読会で。左からナレーターや司会をされている桂幾子さん、
馬場アナ、FMでパーソナリティーもされている藤井香苗さんです。

 

研修の様子。司会などをされている藤越はる美さんです。

 

私は初めてこの日曜日14時30分からの朗読会に参加します。

入退室自由、入場無料です。
体験記のパンフレットもお配りします。

小さなお子さんから学生さん、大人の方まで、
みなさまどうぞお気軽にお越しになってみてください。