アナウンサーブログ

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言い間違い
2017.1.26

馬場アナブログのこどものかわいい言い間違いのことではありません。

今話題になっている、
大人の言い間違いについてです。

安倍首相は国会の答弁で「云々(うんぬん)」を「でんでん」と言ってしまいましたね。
かつては麻生元総理が数々の言い間違いで笑わせてくれました。(←ウケ狙いじゃなかった?)

笑いのネタになってしまっていますが、
みなさんも言い間違えや読み間違いをしたことはありませんか??

私はあまり人のこと言えません・・・
放送で何度かやってしまっています。

入社して間もなく、広島県の地名である「豊町(ゆたかまち)」を
「豊島(とよしま)」と混同して「とよまち」と読んでしまったことがありました。

ニュースの放送後すぐにその町の方からお叱りの電話がかかってきました!
それ以来、地名にはより神経を使うようになりました。

広島出身の私でも、知らない地名は多かったし、
市内で地名と電停の名前が違うなど注意することがあります。

例えば広島市中区土橋町は「どはしちょう」ですが、
電停のルビは「どばし」となっています。

同じく中区幟町(のぼりちょう)は広島の人でもよく「のぼりまち」と、
西区観音(かんおん)は「かんのん」っていう方が多いように思います。

地名から離れると
「早急」を「そうきゅう」と読んでしまったり、
「警鐘を鳴らす」を「けいてきをならす」といってしまい、
顔から火が出そうなほど恥ずかしい失敗も・・・
これは今思い返しても情けない・・・

一方、最近巷で「あれ?!」と思うことがあります。

「代替機」を「だいがえき」といったり、
「重複」を「じゅうふく」という人が多いですね。

言葉は生き物といわれ、時代によって変化します。
違う読みをする人の割合が高くなれば、「許容」され、
そのうち当たり前になっていくのかもしれません。

昨年、NHK放送文化研究所が18年ぶりに「日本語発音アクセント辞典」を改訂しました。
6000語も見出し語が増えたり、アクセントが変化したものもあります。

人の振り見て我が振り直せ

こどもに笑われないように、
自分もプロのアナウンサーとして、
日々言葉を勉強していきます!