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2018年9月19日(水)
広島テレビ 役員会議室
古谷 章子 副委員長 以下7人
山口 真司 常務取締役 以下7人
2018年度 第1回目の会議では、委員長に引き続き鶴 衛氏、副委員長に古谷章子氏が委員の互選により選出されました。また、2人の新委員が就任しました。
2018年9月9日(日)24:50~25:20放送の
「NNNドキュメント'18 すべて土砂に埋まった~西日本豪雨 奪われた暮らし」を審議しました。
▽制作担当者から、「7月6日に西日本を襲った豪雨災害で、広島県では109人が亡くなり、今も5人が行方不明と甚大な被害を受け、毎日のように西日本の被害の状況が全国的に報じられた。けれどその後、大阪では台風、北海道では地震と災害が相次ぎ、結果的に、広島の豪雨災害が全国的には忘れられかけた2か月後というタイミングでこの番組を放送することになった。そして被災した広島の3家族、高齢のご夫婦、母親と二人のお子さん、出産間際の妊婦さんの家族は、2か月経っても家の修復がいっこうに進まない状況の中、被災した場所に今後も住み続けるか否かの決断の時でもあった。番組では、その3家族の深刻な状況と彼らの決断を軸にしながら、雨に弱い広島の歴史についても全国の方に知ってもらえる内容にした。」との説明がありました。
▽委員からは、「被災の3家族からは、想像を絶する体験をしてもなお前を向いて生きようとする、力強さを感じた。」「取材する側とされる側の人間関係が良好であったことが、番組を通して感じられた。」「高齢のご夫婦の家は、12年前の映像があり、被災後の映像と比較できたので、被災の状況が良くわかった。」「2か月経っても何もかわらない被災の深刻さを、改めて認識した。」などの評価がありました。
また、「被害の大きさを伝えきれておらず、物足りなさを感じた。」「被害の映像には、場所がよくわかるよう具体的な地名の字幕が必要だったのでは?」「逃げ遅れた人が多かったのに、老夫婦の奥さんが早い段階で避難した理由を知りたかった。」「避難所のプライバシーの問題など、今後の課題や問題提起があっても良かった。」などの意見がありました。