アナウンサーブログ

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県北の味覚、味わいました
2020.6.7

「たった今、バスでお弁当が届きましたー!」

威勢のいい掛け声が響く。
大型バスで運ばれてきたばかりの
たけのこご飯や日替わりの山菜弁当は
お昼前のこの時間、みんなの注目の的だ。
「家に買って帰るけ、3つちょうだい」
「あっちの弁当も買ってみて、食べ比べてみようやあ」
あいにくの曇り空など吹き飛ばす魅力がある。
するすると、手から手へ、山の幸はわたっていく―――。

このお弁当は、県北・庄原市は高野町からやってきたものです。
5月24日と31日の2度に分けて、
『がんばろう広島!道の駅たかのマルシェ@エキキタ」が
中国JRバスの駐車場の一角で行われました。
このマルシェは多くの人が乗り込む高速バスに
手作り弁当も積み込み運ぶ「貨客混載」の取り組みの一環。
テレビ派でもその取り組みを紹介するべく!
わたしは31日、取材で現場にいました。

かごいっぱいに並ぶ、庄原でとれた野菜たち。
今シーズンの出荷が始まったばかりの「高野大根」に
そらまめ、ほうれん草、アスパラガス。
さらには名物「高野りんごのアップルパイ」。
訪れたみなさんにつられて、
わたしもたくさんの食材を買い込んで帰りました。

「農家さんの活力にもなれば」という
道の駅の職員のマルシェへの思いを聞き、
袋いっぱい笑顔いっぱいのお客さんを見て。
気づけばわたしもひとり暮らしには
あまりある量をお買い上げしておりました。
さあ、この最高の衝動買いたちをどう料理してやろうか。笑

高野大根はコトコト煮て鶏大根に。
鶏のうま味も存分に吸っておいしい。お酒が進みます。

そら豆はさやから取り出して、塩ゆでするだけ。
2~3分しただけでホックホク。お酒が進みます。

ほうれん草は水は使わず、豚肉とお酒とだしでまとめて煮込むだけ。
ポン酢をつけて食べると、もう完ぺき。お酒が進みます。

えー、みなさま
アルコールは適切な量で楽しみましょう。笑

さて。
地産地消、言葉では知っていたけれど。
広島に来て3年間、
実践する機会は多くありませんでした。
ただこのコロナウイルスの影響で
家にいる=ご飯を作る機会が多くなり、
なんとなくスーパーの売り場で
広島産の食材を手に取るように。
新鮮なものを自分の手で調理する楽しさを
覚えつつあります。

食事に限らずとも、、、
県外移動や外出の自粛を経て、
県内の資源について改めて見つめなおす
いいタイミングなのかもしれません。
大きな大きな広島県、
沢山の新しい発見が待っているはずですよ。

ちなみに、緒方さんに言われたアスパラガスは
「ウチごはん」で紹介された鶏つくねにしました!
この場を借りて、
緒方さんと山口先生にご報告いたします。笑