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5月末、小学5年生の次男の運動会がありました。
コロナ禍で今年も2学年ごとの分散開催。
次男は徒競走と、3人1組で一本の棒を持ちカラーコーンを回って球入れをする「台風の目」に出場しました。
徒競走は前半抜かれそうになりながらも終盤に粘り、見事接戦を制しました。
年長から続けているサッカーのおかげで、少しは持久力がついたのでしょうか。
さらに、次男にはもう一つ見せ場がありました。
なんと、放送席で競技紹介のアナウンスをしたんです。
私はその雄姿を撮影しようと、早くから放送席の真横でスタンバイ。
次男も充分すぎるほどの余裕を持ってやって来ました。
私を見つけても表情を変えず着席すると、ポケットから小さなカンペを出し黙読を開始。
そのカンペの小さいこと!
風で飛んでいきそうな紙の切れ端に、これまた小さな字で原稿を書き写し、なんとも読みにくそうです。
次男が読むのは「台風の目」のルール説明の後半部分。
前半は他の児童が読むので、前の子が読み終わったら急いで交代してマイクの前に移動しなければなりません。
焦って間違えなければいいな…と心配する中、ついに次男のアナウンスが始まりました。
『素早くカラーコーンを回り、球をバケツに入れることが勝負の分かれ目となります。息の合った3人の走りをしっかりご覧ください』
…完璧!!!
たった2行のアナウンスとはいえ、小さなカンペも直前の移動もなんのその。
間違えずに、落ち着いて役目を果たしました。
実は私も、人生初アナウンスが小学校の運動会でした。
「高学年になったら放送委員になって、運動会のアナウンスをする」のが1年生の時からの夢でした。
5年生の時、アナウンスのメンバーを決めるテストで「抑揚が強すぎる」と指摘され落選。
悔し涙を流しましたが克服し、6年生で念願が叶いました。
「自分がいいと思う読み方と、他人が聞いていいと思う読み方は違う」と子供ながらに学んだ出来事でした。
そんな、特別思い入れのある運動会アナウンスをわが子が担当する日が来るとは…感無量です!