ANNOUNCER BLOG
母が4年間お世話になったグループホームは、毎月、母の状況を写真付きのお手紙で
報告してくれました。
母が笑顔になったエピソードや、母と介護士さんの会話など、具体的に書いてくださり、
読むのがいつも楽しみでした。
『先日、散歩をしていた際、公園のトイレを使用しようとしたところ、とても汚れており、
急いでホームへ帰ったということがありました。
すると、次の日「公園へトイレ掃除に行きます」と掃除道具を持って
張り切って散歩へ出て行かれました。
講演の広いトイレを隅々までほうきではいて、バケツで水を流し、
馬場様の性格がとても現れていました。』(平成25年4月)
『先日の敬老会では、娘様が帰られた後、皆様の前に立って
「今日は素晴らしい日ですね!皆さん希望を持っていきましょう!」と
踊りを披露されました。
皆様から注目を浴びた時の馬場様の笑顔は本当に素敵で、
これからもこのような場を作りたいと思いました。』(平成25年9月)
『馬場様はいつも皆様より少し早く起きて、洗濯物たたみに、机を拭いたりと
スタッフの仕事を手伝ってくださいます。先日はズボンの毛玉取りを手伝っていただき、
機械の音に声をたてて笑われ、とてもきれいにしてくださいました。』(平成26年2月)
『秋の味覚祭りの時には、天気の良い日差しのもと、駐車場にテーブルを用意し、
炭火で焼いたサンマなどを皆さんと楽しくいただきました。
笑顔が絶えず、焼きサンマのおかわりをされていました。感想をたずねると
「バンザーイッ!!」と両手を挙げて答えてくださいました。』(平成26年10月)
今見返しても、介護士の皆さんの母への温かいまなざしに胸が熱くなります。
私が娘として、母に十分なことをしてあげられていない分、
ホームの方々がしてくださっていました。
感謝してもしきれません。