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愛犬闘病記録
2021.5.30

気持ちの整理のためにブログに書きます。

 

愛犬のてっぺいが椎間板を発症し、先日手術を終えました。

23日(日)、梅雨の晴れ間となった休日。
毎朝ベッドまでお越しに来てくれるぺいちゃんが来ない。
くんくん鳴き声は聞こえるから起きているんだろうけど…。

ケージの近くまでいくとぶるぶる震えている。
寒い?怖いものでも見た?
と心配になりながら抱きかかえベッドに。
いつもはおなかを見せてごろんと寝転がるのに、この日は伏せの状態でぶるぶる。
こんなに元気がないのは初めて。おかしい…。

 

大好きな散歩に行こうと、リードを見せると、
尻尾を振って前に進もうとするも転倒。
ここで「あ、ヘルニアだ」と気づきました。

 

前日まで普通に散歩して、ごはんもたくさん食べて、寝る直前までわんわん吠えて、甘えてきていたのに…。
本当に突然症状が現れました。
下半身は動かず、前足でしか歩けない状態。
痛みからか動きたがらず、震えが続き、呼吸も荒くなっていきました。

 

急いでかかりつけの動物病院に電話で相談。
お休みの中すぐに診療してもらい、その日は入院させてもらうことに。

 

その時に聞いたのが「進行性脊髄軟化症」という病気です。

脊髄が壊死する病気で椎間板ヘルニアなどにより発症し、
麻痺により最終的に呼吸が止まり死に至ります。

現在効果的な治療法はなく、発症した場合遅くても7 日以内に死亡すると言われている大変恐ろしい病気です。

発症率はヘルニアを患った約1割程度と低いですが、いきなり下半身が動かなくなったことや呼吸の荒さが気になるとのこと。
断定はできないがその可能性も視野にいれてほしいと言われ、
専門の先生を紹介していただき次の日の朝一で行くことになりました。

まさかヘルニアが命にかかわるものだとは考えていなくて、説明を聞きながら頭の中が真っ白に。
同時に、普段からなんで気をつけられなかったのか、
ジャンプが大好きなぺいちゃんを、分かっていても強く止められなかった自分を責めました。

 

24日(月)、紹介先の病院へ。
前日もほとんど眠れなかったですし、向かっている最中も「脊髄軟化症だったらどうしよう。」「ぺいちゃんと本当にお別れになってしまうのか。」と不安で仕方なかったです。

 

紹介していただいた病院は神経病の治療に力を入れている病院。
MRIなどの設備も整っており精密検査が可能でした。

診断結果は、「椎間板ヘルニアのグレード3~4」。
下半身には感覚が残っていること、若い年齢などをから脊髄軟化症の可能性は低い。
そして適切な治療とリハビリでまた歩けるようになるでしょう、と。

まだ手術前でしたが、説明を聞きながら緊張が解け安堵から涙が出そうでした。

 

その日の内にMRIをし、手術。
無事に成功して今後はリハビリをしながら経過を見守っていきます。

背中の傷が痛々しいですが、
ごはんはもりもり食べるようになりました!

 

術後6日ですが、まだ後ろ足は動きません。
このまま歩けないんじゃないかという不安がないわけではありません。
でも、生きているだけでいいんです。
突然いなくなるかもしれない恐怖を味わった3日間に比べたら。
生きていてくれさえすれば、介護など色んな選択があります。
生きていたらもっと楽しいことが待っています。

だから気持ちを前向きに、その日生きていることに感謝してぺいちゃんを見守っていきます。

何より、ぺいちゃん自身はその日その日を生きようと全力なんです。
今は前足だけで元気にずんずん歩いています。
その姿を見て、落ち込んでばかりはいられない、できることは何でもしてあげようと思いました。

 

発症、手術、入院、退院と色んなことがあった一週間。
気持ちのアップダウンも激しかったですが、ペットとの向き合い方を改めて考えさせられた一週間でした。

これからぺいちゃんのペースに合わせてゆっくりリハビリを頑張っていきます。
また一緒に笑顔で歩けるように。
頑張ろうね、ぺいちゃん!