広島テレビ 放送番組審議会
第639回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2025年7月16日(水)
場所
10階役員会議室
出席委員
鶴 委員長 以下7人
社側出席
飯田 会長 以下9人
議事概要
- 番組審議
2025年6月29日(日)6:30~7:00放送の『WATCH「“グランママ”の被爆体験~孫がつなぐヒロシマの記憶~」』を審議しました。
▽制作担当者からの説明
- 被爆者の八幡照子さんを取り上げた。照子さんは80歳を過ぎて英語を習い、自らの被爆体験を英語で語っている。被爆80年の今年、イギリス・フランスで被爆体験を語るイベントに参加することになった。
- 照子さんにはイギリスで生活している孫の八幡恵さんがいる。恵さんは照子さんの取り組みに心を動かされ、イベントでは2人で被爆証言をすることになった。
- 照子さんの取材を長く続けてきた記者が今回、同行取材することができた。
▽委員からのご意見・ご感想
- 番組構成が非常に良い。祖母の思いを孫が引き継ぐ様が良く分かった。
- 照子さんの平和への執念を感じた。孫の恵さんの決意にも感銘を受けた。
- 照子さんが、被爆後、空腹で苦労した話が切なくなった。子供の目線で描かれるエピソードは若年層にむけて欠かせない話だと思う。
- タイトルからは、孫の恵さんが主人公だと想像させるが、内容は照子さんがメインだった。恵さんの平和への取り組み・行動をもっと表現したほうが良いのではないか。
- 証言のシーンだけでなく、何気ない言葉や仕草のシーンがストーリーに必要だと思う。
- 被爆証言のシーンに絵画の映像を挿入していた。わかりやすく非常に感銘を受けた。
- 恵さんの将来の目標が気になった。彼女からメッセージがあってもよかった。
- 被爆体験を聞いた外国人の感想があれば、番組に深みが出ると思う。
- 外国人の女性の発言に、日本語のテロップと音声をかぶせたシーンは聞き取りにくかった。
- 恵さんの豊かな感情・仕草や、祖母への愛情が印象的だった。なぜ、恵さんが平和への取り組みに心を寄せたのか、背景が分かればより訴求力があると思った。
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