広島テレビ 放送番組審議会
第612回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2022年11月16日(水)
場所
10階役員会議室
出席委員
鶴 委員長 以下9人
社側出席
飯田 社長 以下10人
議事概要
- 2022年10月29日(土)10:30~11:25放送の『神獣アーティスト小松美羽と地球の涙 ~広島から広がる平和の祈り~』を審議しました。
▽制作担当者から
- 小松美羽さんは世界的に有名な現代アーティスト。
- 小松さんが広島で被爆者や高校生と交流を深め、1枚の絵を完成させるまでの1年間を追ったドキュメンタリーを制作した。
- 被爆者が減少する中、アートを通して平和を訴える新しい番組制作を模索している。
- 取材者は、最初はアートに詳しくなく、手探りで取材を始めた。
- 完成した作品は非常にカラフルで感動した。ヒロシマの想いが反映されたと思う。
▽委員から
- 言葉とアートに圧倒された。印象深い番組だった。
- 小松さんを完璧な天才画家として描かない点に、番組の作り手のやさしさを感じた。
- アーティストを通じて平和への想いを表現する演出に新鮮さを感じた。
- 「魂」という言葉が幾度も出てきた。非常に印象深い。
- 小松さんのような感性が鋭い若者がいる事を知らせることに番組の意義があった。
- 原爆孤児の飯田さんと小松さんが対話するシーンは胸がしめつけられる思いだった。
- 作品を紹介する映像・音楽・言葉遣いが効果的で癒しとなった。
- 作品作りで絵具用に広島の川から水をすくって使うことの背景を知りたかった。
- 「なぜ今広島で作品を描くのか?」と言う動機づけが曖昧だった。
- 小松さんが実際に創作する苦悩をもっと描いて欲しかった。
- 絵画の色使いの意味をもう少し知りたかった。
- 「悲しみを平和づくりのパワーに変える」という小松さんの強い思いを感じた。
- 平和伝承のネットワークが繋がることが期待できる番組だった。
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- 来春に改正される予定の放送番組基準について、改正の経緯や主な変更点をコンプライアンス推進室が説明しました。質疑応答を経て、提案通り了承されました。
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