COMPANY PROFILE
2020年10月14日(水)
広島テレビ 役員会議室
鶴 衛委員長 以下6人
佐野 讓顯社長 以下7人
2020年10月3日(土)24:55~25:25放送の
『WATCH ~真相に迫る~「幻の怪物 ヒバゴン ~目撃50年 あの町は今~」』を審議しました。
▽制作担当者から
・広島県比婆郡西城町(現在の庄原市西城町)で、昭和45年(1970年)、山中で幻の珍獣が目撃される「ヒバゴン」騒動があった。騒動から50年が経過し、「あの騒動のあった西城町はどうなったのか?」に興味をもって番組にしてみようという事になった。
・50年の節目で、今何が分かるのかという視点で取材した。幻の怪物をテレビでどう表現するのか、こだわった。イメージ映像や音楽を工夫して、「視聴者にどこまで番組に入って頂けるか」を意識して制作した。
▽委員から
・「ヒバゴン」は、西城町の人の心の中に生き続け、今も町と共に歩んでいると感じた。
・「ヒバゴン」と町民の距離が非常に近い。愛情を感じた。
・子供のころにニュースで聞いた話で、懐かしく視聴した。当時は警察が子供たちに付き添ったり、役場に専用の係ができるなど、IT化が進んだ現在では起きない社会現象だったと思う。
・今は、ゆるキャラで地域に定着していることを知った。この時代にホッとする番組だった。
・当時はネッシーなど未確認生物がブームになった。当時の日本全体の時代背景などを紹介してもらえると、さらに親しめる内容になったと思う。
・昔の映像は子供たちが多く映っていたが、現在は高齢者のコメントしかなかった。街の過疎化を訴えることが狙いなのかと思った。
・西城町の人たちが、「ヒバゴン」の存在を信じている人と、街のキャラクターとして受け入れている人に分かれていた。その思いの違いが面白い。
・地元の情報を扱った番組で、深夜だけの放送はもったいない。夕方の「テレビ派」で紹介したり、再放送をしても良いと思う。
・出演者(警察官、新聞記者、宮司、役場の方など)が個性的で面白かった。
・時系列をもう少し整理してくれると分かりやすかったと思う。
・「ヒバゴン」終息宣言に至る流れが詳しく分かった方がよかった。
・縁のある人だけでなく、一般の町民の意見を紹介してもよかったのでは。街や人々のやさしさがさらに伝わり、暖かい番組になると思う。
・ラストカットで比婆山の夕景色に流れたナレーション「過疎化が進む西城町の人々は、これからもヒバゴンと暮らしていきます。」が印象に残った。良い番組だった。