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広島テレビ 放送番組審議会

第588回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)

開催日

2020年6月17日(水)

場所

広島テレビ 役員会議室

出席委員

鶴 衛委員長 以下7人

社側出席

佐野 讓顯社長 以下7人

議事概要
  1. 2020年5月30日(土)24:55〜25:25放送の
    『WATCH もの言わぬ証人 被服支廠』を審議しました。

    ▽制作担当者から
    ・今年は原爆投下から75年を迎え、3月から「WATCH」は原爆関連の内容を放送している。
    ・広島市南区にある被爆建物の旧陸軍の施設・被服支廠は、昨年の県議会で「一棟保存、二棟解体」の方針が出されたが、「保存」「解体」の議論が起きた。その取材をする中で、報道部では「そもそも被服支廠とはどういった建物なのか良く分かっていないのでは」という議論となり、今回の番組制作につながった。
    ・取材を進めると、広島には軍都としての歴史があり、この建物が戦争の「被害」と「加害」の両面を持っていることが分かってきた。貴重な被爆者の証言も取材できた。
    ・「保存」「解体」は、まだ結論が出ていない。番組では、この建物に関わるいろいろな人の声を、偏りの無いよう伝えることを心がけて制作した。

    ▽委員から
    ・この建物が、日本の中でも大切な遺構であることが分かった。
    ・番組では、土地を広島市のために使うべきという考え、全棟保存を求める考え、近隣住民の考え、いろいろな意見を知ることが出来た。
    ・浦上天主堂を再建した長崎の例の説明があったので、比較して論点が分かりやすくなった。
    ・保存を決めたら、後継者には責務が生じると思う。軍都として栄えた歴史、戦時中の状況、被爆後の惨状など建物にまつわる歴史を語り継ぐ必要性を感じた。県民として保存する覚悟を問われていると思った。
    ・保存・解体のそれぞれの声をバランスよく伝えていた。「行政に任せるだけではいけない」というメッセージを番組から感じた。マスコミの役割を果たした番組と思う。
    ・30分で論点を網羅し、歴史や問題点を分かりやすく伝えている。
    ・広島市内にあった多くの軍の建物を、証言を入れながら紹介してあり、理解できた。
    ・番組の広がりを持たせるため、全国の遺構や国の予算措置等の取りくみを紹介してもよかった。
    ・「保存」「解体」以外の「第三の道筋」の提案が有識者からあればよいと思う。
    ・「世界最大の被爆建物」というフレーズが印象に残った。
    ・「世界最大」を球場などと比較した表現をするとよりわかりやすかったかもしれない。
    ・広島の人間も「被服支廠」をよく知らない人が多いのではないか?この番組で歴史の多くを知った。
    ・とても有意義な番組だったと思う。

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