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広島テレビ 放送番組審議会

第480回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)

開催日

2009年9月9日(水)

場所

広島テレビ12階役員会議室

出席委員

藤原 健蔵 委員長 以下9人

社側出席

福島 真平 社長 以下7人

議事概要
  1. 2009年度第1回の番組審議会のため、新委員2名の紹介と、委員長、副委員長の互選を行いました。前年度に引き続き、委員長には藤原 健蔵氏、副委員長に鶴 衛氏と、古谷 章子氏が選ばれました。今年度の委員総数は11名です。
  2. 10月期番組改編について編成局長より説明がありました。
    広島テレビの視聴率は、4月の改編より次第に改善されつつあります。
    そのため、10月期は改編の幅は小幅にとどめ、企画・出演者のリニューアルなど個々の番組強化に重点を置きました。
    自社制作番組では、「旬感★テレビ派ッ!」の内容充実、「ズームイン!!SUPER」においては、4月からのカープ情報に続き、広島の街の情報を伝えるためにローカル枠を暫時拡大していきます。
  3. 2009年8月6日(木) 8:00~9:30放送の原爆の日特別番組「64年目の夏 ~被爆者からのメッセージ~」を審議しました。
    ▽ 制作担当者から、原爆式典を単に現場から中継するのではなく、戦後64年が経ち、語りたくても語られなくなっている被爆者たちの"老い"の現実に焦点を当て、式典と同時並行的に、これまで語り部として活躍してきた被爆者や、被爆者ではないが長年ヒロシマを訴えてきたアーティストたちに発言していただくことによって、ヒロシマを次の世代へどのようにつなげるかを考えていただくことを意識して制作をした、との説明がありました。
    ▽ 委員からは、「戦後64年が経過して被爆者が抱える様々な問題を捉え、そのメッセージがしっかりと映像に表現されていた。」「被爆者の高齢化という視点で真正面から取り組む姿勢が良かった。」「被爆者の老いの現実、時間との競争であることの切迫感が非常に伝わってきた。さらに全国ひいては世界に発信してほしい。」「悲惨な映像を用いるのではなく、被爆者の証言や表情を淡々と伝えていることで、生々しくもありまた静かな痛みを感じた。」「押し付けがましい内容ではなく深く視聴者に語りかけるような構成で感銘を受けた。」との評価がありました。
     一方で、「施設への入所待ちが多いという被爆者の置かれた状況について、行政はどのように考えているのか問題提起などがほしかった。」「核廃絶について大きな動きがあった今年、その流れを意識した視点も必要ではなかったか。」「エンディングで南こうせつの詩が流れたが、字幕の演出にもう一工夫あったらより効果的であった。」という意見もありました。
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