広島テレビ 放送番組審議会
第477回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2009年5月20日(水)
場所
広島テレビ12階役員会議室
出席委員
藤原 健蔵 委員長 以下9人
社側出席
福島 真平 社長 以下8人
議事概要
- 2009年4月10日(金) 15:50~17:50放送の「カープ地元開幕!夢のボールパーク誕生!」を審議しました。
▽制作担当者から、50年に一度あるかないかの新広島市民球場のこけら落としの日に2つのコンセプトをもって番組制作を行った。1つは、初めての球場ということを、空やJR新幹線の車窓、グランド内などいろんな角度から眺めた風景を伝えたこと。もう1つは、試合開始に向けてカウントダウンが始まった球場の生中継やVTR取材を交えて選手やファンらの思いを伝えたことなどの説明がありました。
▽委員からは、「市民が待ち望んだ球場が、実際はどうなっているのだろうと期待感を持ってみることができ、開幕を盛り上げた面白い番組だった。」「選手による施設紹介が良かったし、普段見ることができない裏側の部分を良く取材してあった。」「施設紹介の時や、生放送に駆けつけてきてくれた時など、選手の素顔をみることができ、より親近感がわいた。」 などの評価があった一方で、「球場の施設などを紹介する生中継の部分が長い感じがした。」「選手や関係者の声はあったが、そこに来ているファンの人たちの声が少なかった。」
「日本では珍しい球場であるということであるなら、アメリカの球場なども見てきたブラウン監督の感想も聞きたかった。」「新球場の特色のひとつである天然芝の紹介はあったが、今後夏の日差しから守るためにどのような工夫がなされているのか、スプリンクラーをはじめとした維持・管理していくためのさまざまな設備の説明がほしかった。」「新球場になったことによる野球の戦い方・戦術の変化があるのであれば知りたかった。」などの意見がありました。
【番組に対するその他の意見】
- 地元開幕当日、午前帯から夕方帯にかけて一日を通して盛り上げる企画を放送したことは地元の局としてよかった。
- 自局のアナウンサーや解説者など総出演の中で、ゲストの女性シンガーの役割がいまひとつ理解できなかった。
- 今の感動を伝えるだけで終わるのではなく、パフォーマンス席を区分けしたやり方や食事メニューの料金など、運営面で持続するためにどのような工夫が必要になっていくのか、今後も継続して取材をしてほしい。
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