広島テレビ 放送番組審議会
第471回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2008年10月8日(水)
場所
広島テレビ12階役員会議室
出席委員
藤原 健蔵 委員長 以下9人
社側出席
福島 真平 社長 以下8人
議事概要
- 2008年9月28日(日)23:41~25:15放送の自社制作番組、「進め!スポーツ元気丸」を審議しました。
制作担当者から、「4月から女性キャスターに新人アナウンサーを起用し、若返りを図った。」
「今回は、これまでカープを牽引してきた山本浩二さんや野村謙二郎さんを広島市民球場に招き、半世紀に渡り感動を与え続けてくれた広島市民球場への想いと、カープが再び市民球場で日本シリーズを戦うことを願って、生中継で放送した。中継では、1塁側ベンチの通路など選手が使用している場所にカメラを入れ、普段ではあまり見ることができない映像を見せたり、山本、野村両解説者の思い出が残る場所に実際に行き、当時の秘話を紹介してもらうなど広島テレビの独自性を生かした放送ができた。」との説明がありました。
▽委員からは、「この番組は野球ファンの目線にたって作られていることを感じる。球場のスタンドから初めて青い芝生を見た時の感動を生の映像で見せてくれたのがよかった。」「両解説者の思い出の場所でのコメントに意外な話もあり興味深かった。」などの評価があった一方で、「出演した解説者ら選手側の球場への想いはよくわかったが、球場に来られる一般の人たちや球場を支えてきた人たちと市民球場とのかかわりがどうだったのかということをもう少し聞きたかった。」「キャスターが昼間の盛り上がった試合の雰囲気を引きずったまま、深夜の雨の球場で伝えていた。それぞれの要素をもう少しうまくまとめた構成で伝えてほしかった。」「深夜の球場は、観客もなくかえって寂しさを感じた。生中継の効果があったかどうか疑問」などの意見がありました。
【番組に対するその他の意見】
- 広島市民球場の最後を伝えたかったのか、それでいて日本シリーズへの期待もまだあるということでどっちつかずになったのではないか
- 当日が市民球場で公式戦最後の試合だったということやサンフレッチェのJ2優勝など素材がたくさんあって何を伝えたかったのかがしぼりきれていなかった。
- ブラウン監督の声が最後にほしかった。彼のコメントは感性が違い、興味深くて面白い。
- 中継の中でアナウンサーが話している目線と、カメラが撮影している方向がちぐはぐで不自然さを感じたところがあった。
- エンディングのところで、過去の投手と現在活躍している若手投手との対比があったことで、新球場への期待感が高まってよかった。
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