広島テレビ 放送番組審議会
第465回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2008年3月26日(水)
場所
広島テレビ12階役員会議室
出席委員
藤原 健蔵 委員長 以下8人
社側出席
後藤 文生 社長 以下8人
議事概要
- 2008年4月期番組改編について
▽編成局長から、夕方情報番組「テレビ宣言」を3月末で終了し、新たに「旬感★テレビ派ッ!」を、「生にこだわる」、「地域を応援する」、「新しい挑戦をする」の基本方針に沿ってスタートさせること、また、日曜日の朝に広島の企業を応援する新番組「広島発!夢の通り道」をスタートさせることなどの説明がありました。委員からは、単に情報の垂れ流しに終わることなく、テレビ局としての主張や地域密着性を大切にした番組にして欲しいなどの意見が出ました。
- 2008年3月20日(木)16:55~17:50放送の「ドジャーブルへの夢!KURODA魂」を審議しました。
▽番組は、広島カープから米大リーグのドジャーズ入りをした黒田博樹投手のメジャー開幕にむけての動きを密着取材したもの。制作担当者から、カープで11年間努力しエースにまで上りつめた黒田投手が、さらに上を目指して新たな挑戦に取り組んでいる姿を紹介するために企画したとの説明がありました。
▽委員からは、黒田投手のプロとしての真摯で前向きな姿勢がよく表れており、不安の中にありながらもカープで培ってきた自信も感じられた。大リーグ開幕前でありタイミング的にもよい企画であったなどの評価がありました。しかし一方で、不安さだけが前面に出すぎて、タイトルにある夢や魂の部分があまり感じられなかった。厳しい取材規制の中でよく取材してあったが、それらをどのように整理・表現していくか、テーマと関連付けるかもう少し工夫が欲しかった。日本とアメリカの野球環境の違いをもう少し扱って欲しかったなどの意見がありました。
【番組に対する主な意見】
- 会見で「広島東洋カープから来ました」と挨拶した一言が、カープを愛しファンを大切にする黒田の思いがよく表れていた。
- 今回の黒田は松坂やイチローなどと、どのように違うのかなどが知りたかった。
- ナレーションとインタビューが多く、そのため全体的に単調になり、1時間が長く感じられた。
- 番組タイトルは中身がわかるものにしてほしい。
- 外国語の通訳字幕はもう少しコンパクトにし、全部読まなくてもわかるような表現にして欲しい。
- 時系列的に追っていたが、それぞれのパートが冗長に感じられた。内容がわかるように整理して欲しかった。
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