広島テレビ 放送番組審議会
第453回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2007年1月24日(水)
場所
広島テレビ12階役員会議室
出席委員
藤原 健蔵 委員長 以下10人
社側出席
後藤 文生 社長 以下8人
議事概要
- 1月2日放送の「蔵人たちの詩~銘醸地・広島の酒はいま~」を審議しました。
▽担当者から説明と番組の企画意図の説明。
広島は、灘、伏見とならび称される日本酒の三大銘醸地といわれ、県内には68の酒蔵があります。
歴史と伝統を引き継ぎ、三大銘醸地にまで押し上げた蔵人たち、蔵の個性と特徴に富んだ酒を目指して奮闘している。
この番組では酒づくりの歴史と、県内の特徴のある3つの酒造メーカーの蔵人たちを1年以上にわたって追ったものであると説明がありました。
【番組に対する主な意見】
- 3人の杜氏 (ベテラン、女性、若手)が、蔵人として酒づくりにかかわり始めたときから、杜氏として現在にいたるまでの様子がよく描かれていた。
- 「広島の酒」についての歴史的なこともきちんと説明されていて、勉強になるとともに興味をもって見ることができた。
- ナレーションの説明が丁寧でよかったが、しばしばナビゲーターが出てくることによって、流れが切れてしまい気になった。ナビゲーターも番組の内容に対してのコメントがはいったほうが良かったのでは。
- 酒づくりは杜氏たちの技術と半年にわたる細心の努力の賜物であり、チームワークが大変だと思うが、その点がほとんど描かれていなかったように思う。
また、先代を継いだ2人の杜氏(女性の今田さん、若い土井さん)の精進・努力がよく描かれているが、それを支えたベテラン蔵人たちがいたと思う。そういうところが殆んど出ていなかったのでは…。
- 登場人物の言葉が印象的であり、トークも素朴で説得力があり、番組全体を引き締めていた。
- 正月番組にふさわしい清々しさを感じた。ただ、放送時間が1月2日の早朝(5時50分~6時50分)であった。もう少し、見やすい時間にしてほしかった。また、いい番組であったので、できれば見やすい時間帯で再放送してほしい。
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