広島テレビ 放送番組審議会
第445回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2006年3月15日(水)
場所
広島テレビ12階役員会議室
出席委員
藤原 健蔵 委員長 以下8人
社側出席
後藤 文生 社長 以下8人
議事概要
- 編成部長から4月番組改編について説明がありました。
自社制作番組「3DAYS」(毎週日曜日17:00~17:30)のスタート、「テレビ宣言」の企画変更、プロ野球の中継予定、ネット番組の番組改編の説明がありました。
改編率は、全日が25.9% 、自社制作比率が14.9%です。
- 3月11日に放送した「自分らしく生きるために~みんながつながって」を審議しました。
▽番組の内容
障害がある人は特別の人ではなく、私たちと同じように一人の人間として幸せに生きることを願っていることを、二人の事例から紹介し、彼らの社会参加を進めるボランティア活動を通して、障害のある人々の可能性とその環境を見つめています。だれもが自分らしく生き生きと暮らすために、ちょっとずつ助け合って、みんながつながっていく社会をめざす姿を紹介しています。
【番組に対する主な意見】
- 障害者を取り上げた過去の番組にくらべて、一般に明るい印象をもった。
- 障害者のお母さんが、「生まなければよかった」と思ったことはあったが、今は「この子と出会わなかったら、気付なかったかも知れない豊かな暮らしをすることができている」等とおっしゃっておられたのに、非常な感銘を受けた。
- 県の企画番組と聞いていたが、行政のPR色はほとんどなく、福祉をじっくり考えるうえで、非常に教えられることの多い、すばらしい番組であった。
- 知的障害者と健常者との新たな関係を提案した番組だった。健常者や企業にとって、障害者との新たな接し方を知るいい番組であった。
- 障害者の一人ひとりが、何とか自分のできることで社会参画をしたいという気持ちを強く持っていることを、ひしひしと感じた。
- 障害者をめぐる新しい世界があるということを感じさせるいい番組であった。 と、全般的に好評であった。
- 作業所が抱えている問題について、もう少し具体的に突っ込んでも良かったのではないか。障害者が自分の能力を開発し自立と社会参加を求めていくうえでも、それは大事なことではないかと思った。
- コマーシャルがなかったためか、番組に切れ目が無かった。しかし反面、話が飛び飛びに感じてしまうところがあり、残念であった。
- 重度の障害者の例も取り上げて欲しかった。
- ナレーションがやや高音で、抑揚がなく、この種の番組には合っていないように思われた。
- 関係者の発言にきわめて示唆に富んだ言葉があった。ナレーションとも関係するが、適度に字幕を入れて補足してもよかったのではないか。
等の指摘がありました。
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