広島テレビ 放送番組審議会
第421回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2003年10月15日(水)
場所
広島テレビ
出席委員
市川 太一 委員長 以下8人
社側出席
後藤 文生 社長 以下7人
議事概要
- 9月27日に放送された自社制作番組(音楽ドキュメンタリー)「ひろしま歌い継ぐ平和“復活”ROAD TO PEACE」を審議しました。
▽2回目となるこのイベントの番組化について、今回は若い人を中心に取り上げたことや、番組ナビゲーターを置いてみやすくする工夫をしたことなどの説明が制作者からありました。
▽「オーディションから挑戦していった素人とプロが一緒になって、大曲の演奏会を仕上げていく姿が良く描かれていた」と評価を受けました。
▽一方でこの演奏会を企画し2回目を実現したことの目的が良く伝わらなかったとの意見もありました。また、音楽番組に使われたスーパー補足について、評価する意見と邪魔だとする両方の意見がありました。
【審議内容の主なもの】
- この企画を始めたいきさつが分からなかった。2回目だが初めて見る人のために押さえて欲しい。
アマチュアとプロがこうして一つの事を仕上げるのはとても良いとおもった。
音楽の説明が字幕ででた。良いと思ったが、ナレーションがはいったのは残念だった。
- 目的はなんだろうとおもった。ヒロシマから平和を発信しようというのなら素晴らしい。
若者の練習の様子が目立って、大きな目的がぼやけたのかもしれない。
ナレーションの声質が軽かったので、単なる紹介番組と受け止められかねない。
音楽高校生など若い人の感想を聞いてあればもっとよかったのに・・
- 長い番組で見るのは大変だったが、釘付けにするところがあって良かった。
平和の押し付けをするのは勘弁してほしいと思う。歌を歌っていれば平和になるのか分からないが見終わって豊かな気になったのは事実。
- 他局の第九への対抗の意味があったのか?オーディションは毎年行うのか?知りたい。
大曲、難曲のマーラーをうまく処理して番組として成立していた。
- むかし市民合唱団を組織したことがある。この演奏会の泉がどこから湧いてきたのか?知りたい。
番組は良くできていた。
- 演奏にテロップが流れたが、音は音で集中して聞きたかった。
素人とプロがひとつの音を作り上げる過程を描いて良かった。
- まさにシンフォニックな作り上げ方が良く分かった。ただ、これから合唱というクライマックスでCM。
CMの企業にもマイナスイメージを与えるのではないか?
- 全体として温かさを感じた。親子、兄妹などが助け合いながら音楽を目指す姿が描かれていた。
いろんな人の苦労があって演奏会ができたことが、もっと分かるところがあれば良かった。
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