広島テレビ 放送番組審議会
第419回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2003年7月16日(水)
場所
広島テレビ
出席委員
市川 太一 委員長 以下8人
社側出席
後藤 文生 社長 以下7人
議事概要
- 6月21日に放送した(12:00~13:25)第18回の中四国レインボーネット「のんびり、ゆったり・・いまどきおすすめ!究極の癒やし」を審議しました。
広島テレビなど中四国の7局の日本テレビ系列が年4回、共同制作する番組です。今回のテーマは“癒やし”。グルメや旅という定番テーマを離れて、7局がそれぞれ生中継で、それぞれのネタに取り組みました。
▽「行ってみたいと思わせる内容はあった」との声があった反面、「テーマの“癒やし”と内容が不統一で、全体として癒やされたと感じが薄かった」という意見や、
▽「尾道ではレトロな店、商品が紹介してあったが、モノではなくそこに暮らす人々のスロー ライフな暮らしこそテーマになるのでは?そこを描いて欲しかった」など、もう一工夫して欲しいという要望が出されました。
▽制作者から、中継や制作テクニックの向上面で成果を上げているが、 共同制作の意義について、もう一度考え直す必要があるなどの自戒をこめた意見も出されました。
▽審議会では今期1年間の活動や、7月から発足したBPO(放送倫理・番組向上機構)についても審議しました。
【審議内容の主なもの】
- 生中継のためか後半部分があわただしくなったのが気になった。
- あれもこれもと詰め込みすぎ。もっと絞れば全体の構成も“癒やし”になったかも・・
紹介者がアップテンポでせかされた感じ。自然の音や字幕で紹介した部分は良かった。
- 癒しというテーマは漠然としすぎ。「食」「水」などしぼってもよかったのでは・・
行ってみたいところはあったが、タイトルの「のんびり!ゆったり!!癒し・・」とはちがった。
- 視聴率が過去2番目に悪い。6月だから?夏休み前の子供の情報にはなっていなかった。
- 尾道のネタはレトロな裏通りに力が注がれた。リレー紹介(冒頭)の尾道の“売り”
「港町、坂の町」を本編にもいれたほうがよかったのでは?
- 「癒し」というタイトルからして、ショップ巡りが適切なのかどうか。
レトロなものを売っている店の紹介ではなく、尾道の人のスローライフを描く努力を!
- 最初に「癒やし」というタイトルありきの感じで、コンテンツに各局が苦心したのでは・・
宇和町の小学校の長い廊下や、尾道のレトロショップは行ってみたいと思わせたが、癒しか?
四万十川は確かに癒しだったが、これで10分コーナーが持つのかと感じた。
- タイトルからのイメージは、自然がテーマかとおもった。タイトルと中身が不一致の感じがする。
宇和町の長い廊下は面白く感じたし、山口のアジサイも、近場にもあったのかと発見があったのだが・・
18回経過して、このシリーズの意義について分析をしてもよいのでは・・
- 基本的な情報、アクセス、お金などは時間にとらわれず要れるべきだ。
戻る
