広島テレビ 放送番組審議会
第413回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)
開催日
2003年1月15日(水)
場所
全日空ホテル
出席委員
市川 太一 委員長 以下委員11人
社側出席
藤川 魏也 社長 以下11人
議事概要
- 新年最初の番組審議会は、互礼会も兼ねて全日空ホテルで開かれました。
審議は年末に放送された「40's ~心にいつも白球を~」について行われました。
この番組は、広島テレビ開局40周年にちなんで、「進め!スポーツ元気丸」が40歳以上の元高校球児を募集。こうして生まれた野球チーム「元気丸40's」の奮闘ぶりを、9ヶ月にわたって追い放送した企画の総集編です。中年男性が少年のようなひたむきさで野球に挑戦する姿に、委員の多くは共感を寄せ、楽しく見たという意見がほとんどであった。
このほか、一人一人のバックグランドの説明やインタビューの補完に、スーパーが多用されたことについて、「とても分かりやすかった」と評価する意見と、「わずらわしくて興味をそいだ」という意見に分かれた。
放送時間が45分たらずと短かったためか、「一人一人の葛藤の背景がわかるように描いてほしかった」、あるいは「もっと人間くさく描いてほしかった」という注文もついた。ただ、
全体的には時間をかけて追い続けた番組であるとして、評価が高かったといえる。
【審議内容の主なもの】
- レギュラー番組でいつも見ていた。普通の男の人、普通のお父さんがカッコよく描かれ ていた。気持ちよく拝見した。
- チームメート同士の繋がりなど、もう少し人間臭く描けたのではないか。
- 字幕スーパーが多用されていて、わかりやすかった。
- BGMが彼らの青春の頃のものだったと思うが、効果的に使われていた。
- スポーツ好きもあって楽しく見られた。彼らがうらやましい。
- 一人一人の葛藤の背景が伝わってこなかった。
- 演出なのだろうが、一回試合に負けるとチームを解散するというのがよくわからない。
- 若い頃に厳しい練習をしてきた人たちなので、一味違ったおじさんになっている。
- 地元密着の企画を評価したい。
- 青春にやり残したことがあるのは、だれしもそう 共感できた。
- 青春を振り返る企画だったが、女性版があってもいい。
- 青春で遣り残したことを実現させるためというより、青春をとりもどすためといったほうが適当。
- 総集編という位置づけだが、もっとていねいに作れたのではないか。
- 楽しい企画なので今後も続けてほしい。
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