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映画『逆光』をご存じですか?
広島は尾道を舞台にした一本の映画が、
この夏、公開されています。
公式サイト(映画『逆光』公式サイト – 尾道から世界へ (gyakkofilm.com))
メガホンをとったのは
逆光が初監督作品となる須藤蓮さん。
俳優としてこれまでも様々な作品に関わり、
この映画でも主演を務めています。
脚本は渡辺あやさん。
(映画『ジョゼと虎と魚たち』、ドラマ『カーネーション』など)
音楽は大友良英さん。
(ドラマ『あまちゃん』、映画『花束みたいな恋をした』など)
豪華メンバーが脇を固め、
若き監督が尾道で撮影したその作品が、
なんと「尾道」から公開されているんです!
ということで、
映画好き!(自称)
尾道好き!(自称)
の私からすると放っておけない!
深夜番組『てっぺん』で取材してきました!
(with兼永みのりん姉貴!!)
映画の舞台は1970年代の尾道。
夏休みの間に先輩・吉岡と尾道に帰省した晃。
吉岡にひそかに好意を寄せている晃は
先輩を退屈させないため、
幼馴染の文江、友だちみーこを加えた4人で
つるむようになっていき、、、
という内容です。
取材に際し、試写会版の映像を観ましたが
とにかく映像に引き込まれました。
光や服装、風景の色がそれぞれ個性を放ち、
鮮やかな映画になっています。
そこに加えてストーリーが、しみこんでくる。
20代の須藤監督が追求した
「人間らしさ」が暖かくて、切なくて、寂しくて。
70年代という時代設定はありますが、
カタイことを考えず、感じてほしい作品です。
さて、ここまで、君は誰やねん的な感想でした。笑
尾道で須藤監督にお会いして感じたのは
映画と同じ、いやそれ以上のエネルギー。
「自分の作品だから見てほしい、ではなくて、
素直にこれを見て感じたことを話し合いたい」と監督。
その素直なエネルギーに導かれ、
いろいろな人が彼のもとに集まっているのだと感じました。
「澤村さんはアナウンサーで、カメラは○○さん、
音声さんは△△さんで、◎◎ディレクターですね。
きょうはよろしくお願いします!!」
それぞれの名前を呼んで確かめ、移動中にも話す話す。
蓮くんがインタビュアーならきっと誰でもしゃべりますよ…笑
明るいお人柄がこの作品を引っ張っています。
実際に街には逆光のポスターがたくさん。
ロケの合間にも商店街へのあいさつやビラ配り。
「かんとくさーん」「今日も撮影?」
地元の方々に愛されているのがすごい。
彼の思いが尾道にとどいている証左です。
そして、この映画の特長はその配給活動にもあります。
ふつう、映画の配給は東京から始まるもの。
ただ監督はその常識に対して抗う決断をしました。
「尾道から全国へ」という配給方法です。
「尾道のみなさんと撮らせてもらった映画だから、
まず尾道で公開してみてもらうのが一番ピュアな考えだと思う」
と混じりけのない瞳で語る須藤監督。
目指すは心を震わせる映画体験です。
広島、尾道の街中でも、
映画に関連したイベントが同時進行中です。
いま逆光をめぐり生まれているうねりを、
広島にいて見逃していいんですか?
作品とその周辺の皆さんが生み出す熱を、
みなさんもぜひスクリーンで感じてみてください!!
さて、、、
まとまりのない僕の文章の何倍もの情熱が、
須藤監督の言葉から、テレビ画面から伝わるはずです。笑
ぜひ今夜のてっぺんを見て!
熱に触れて映画を見て!
周辺イベントを見て!
最後は尾道を見に行く!
この流れでぜひ、お願いします!!