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テレビ派のスタジオに、昨日、ある家族の写真が置かれました。
西日本豪雨で妻と2人の息子を亡くした男性にお借りしたもので、
災害の1年半後、瓦礫の中から見つかったSDカードに残っていました。
映っていたのは、何気ない家族の日常。
公園のブランコをこぐ姿、誕生日ケーキのろうそくを吹き消す瞬間、
運動会の一コマ…
写真の中で無邪気に笑う兄弟が、我が家の長男と次男に重なり、
涙が出そうで直視できませんでした。
幸せな日常を一瞬にして奪う災害の非情…。
「災害は大変な状況をもたらすが、命を守ることができれば、
またいつか幸せな日常を取り戻せる可能性がある。
だからこそ、命を守るための早めの避難行動をとってほしい」
ゲスト出演していただいた、広島大学 防災・減災研究センター長、
海堀正博さんの言葉が胸に響きました。
西日本豪雨から昨日で3年。
命を守るために、受け身ではなく自ら行動する大切さ、
そして、この災害の教訓を後世に伝える責任を改めて感じた1日でした。
(7月6日テレビ派 衣装提供AOKI)