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緒方監督から佐々岡監督へ
2019.10.8

先週から今週にかけて、カープは激動の1週間でしたね。

先週火曜日は、緒方孝市監督の退任発表、昨日は佐々岡真司新監督の就任会見と、

カープの歴史が動きました。

 

カープにとって、投手出身の監督は、実に53 年ぶり。

石本秀一さん、長谷川良平さんに次いで史上3人目だそうです。

昨日、野球解説者の池谷公二郎さんは、

「投手の気持ちが分かるだけに、相手投手が嫌がる采配をするだろう」と

おっしゃっていました。

確かに!

野手目線で次の手を考える野手出身の監督とは、一味違う試合運びになりそうですね。

なんだかワクワクしてきました。

 

私が旧市民球場によく取材に行っていた若い頃、実は一番挨拶しやすかった選手が、

佐々岡投手でした。

当時、押しも押されもせぬエースで、スゴイ選手にもかかわらず、奢ったところがなく、

気さくに応じてくださったからです。

マスコミは、先発予定当日の投手には、登板を控え集中しているので取材しないという

暗黙のルールがあったのですが、

私はそれを知らずに話しかけてしまい、佐々岡投手に苦笑いされたことも(汗)

でもその時の表情が優しく、とても救われました。

故郷、島根県浜田市金城町の皆さんも認めるその温かい人柄で、

チームを明るく束ねていただきたいです。

 

また、退任された緒方前監督には、心からお疲れ様でしたと言いたいです。

退任会見での「めいっぱい、全力でやりきった」という言葉に、

5年間、様々な局面に苦悩しながら、必死に取り組んでこられたんだなと感じました。

たまたま会見の日が、テレビ派コメンテーターとしての出演日だった、かな子夫人。

「監督時代は、いつ休んでいるのかなと思うほど常にカープのことを考え

仕事をしていたので、少しゆっくりしてほしい」と話していました。

一番近くで見守ってきたからこその言葉ですね。

この日テレビ派に届いたメール・ファックスは、緒方前監督へのねぎらいはもちろん、

「監督を長年支えてくれてありがとう」というかな子さんへの言葉も多くあったのが

印象的でした。

私達ファンの夢は、新監督に受け継がれました。

今シーズンの悔しさを力に変えて、来年こそ日本一のチームになってください!!!

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