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広島県立美術館で開催中のレオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展に
行ってきました。
ズバリ、すごく楽しかったです!
絵画を鑑賞する楽しさはもちろん、美術の歴史にも触れられて、
全てを観終わった後はまるで歴史小説を読み終えたような満足感がありました。
ものすごく簡単に説明すると…
昔、イタリア・フィレンツェの宮殿で、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロが
それぞれ壁画を描くことに。
しかし、ダ・ヴィンチは部分的に描いたところで断念。
ミケランジェロも、壁画の原寸大の下絵を描くにとどまり、
二大巨匠の共演は幻となってしまいました。
今回の展覧会では、そのダ・ヴィンチの描こうとした「アンギアーリの戦い」の全貌に迫り、
彼の作品がいかにその後の芸術家たちに影響を与えたかを教えてくれます。
そして、原作が失われた二大巨匠の壁画が、本邦初公開の貴重な板絵作品によって
500年の時を超えて並びあいます。
なぜ、ダ・ヴィンチは壁画の完成に至らなかったのか?
ダ・ヴィンチとミケランジェロとの関係は?
ダ・ヴィンチが天才と言われる所以は?
などなど、「謎」を楽しめる、これまでにはなかった展覧会だと思います。
また、ダ・ヴィンチの生い立ちや、心に響く名言、
さらに発明家としての一面が分かる展示など、子供も楽しめるコーナーもあります。
世紀の天才は、世紀の努力家で理論派、そして、メモ魔(笑)だったんだなと
感じさせられました。
レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展
~日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎~
は、10月22日(日)まで、広島県立美術館で開催されています。
是非、お出かけください!