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母の介護を始めて1年。
ホームヘルパーさんには来ていただいていましたが、介護施設の利用は全く考えたことがなく、
「ショートステイ」というサービスがあることも知りませんでした。
施設のサービスを利用するのは、母よりもっと高齢で、介護度の高い人だと思っていたし、
当時はまだ、親の介護を施設にお願いすることに抵抗があったのも事実です。
しかし、
「施設に預けるといっても1泊だけだし、
お母さんと同じ介護度の方もたくさん利用しています。
親子関係も、少し離れて気分転換した方がうまくいくのでは?
気軽に利用したらいいんですよ。」
というケアマネージャーの言葉に、私の心は動かされました。
月に一回でも、介護のことを考えない日があれば、どんなにリフレッシュできるだろう…。
一方で、母の抵抗感は根強く、「たとえ1泊でも、施設に行くのは嫌。」と拒みました。
介護が必要といっても、この時の母はまだ50代。
施設にはまだお世話になりたくないと思うのも、無理はありません。
そんな母に、ケアマネージャーはこう言いました。
「娘さんの顔をよく見てください。
顔色も悪く、あきらかに疲れがたまっているでしょ。
このままでは娘さんが倒れてしまいますよ。」
母は渋々、ショートステイの利用を承諾したのでした。