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一昨日は8月6日、広島原爆の日でした。
原爆投下から72年。
被爆者の平均年齢は81.41歳となり、記憶の継承は待ったなしの課題です。
私は特別番組の放送もあり、原爆投下時刻の8時15分を平和公園で迎えましたが、
今年は日曜日だったのもあってか、親子連れの姿が特に多かったように感じました。
そんな中、私も、夜は子供達を連れて、家族で平和公園を訪れました。
30万8725人の原爆死没者の名簿が納められている慰霊碑と
引き取り手のない約7万人の遺骨が眠る原爆供養塔に手を合わせ、
痛々しい姿で原爆の恐ろしさを今に伝える原爆ドーム、
折鶴の少女・佐々木禎子さんがモデルとなった原爆の子の像、爆心地の島病院、
そして、多数の被爆者が水を求めた元安川で、犠牲者を慰霊する灯篭流しを見学しました。
灯篭流しは手流しの順番を待つ人の長い行列ができていて、
川沿いを歩くのも大変なほどの人だかり。
幻想的な風景を静かに眺める…とはいきませんでしたが、
子供達にとっては、自分の住む町に世界中の人が集まる現実を目の当たりにし、
8月6日が特別な日だということを、肌で感じたのではないかと思います。
また、家に帰ってからも、テレビで平和公園の映像が流れると、
これまで以上に興味深く見入っているのが分かりました。
直に見て、体感することの大切さを改めて感じた一日でした。
明日は8月9日、長崎原爆の日です。