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母の葬儀は、故郷・福井県で執り行いました。
私の都合で、遠い広島に連れて来てしまいましたが、母の心の中には常に福井があって、
認知症になった後は、「福井に帰る」と言って何度も施設を抜け出しました。
「最後は、福井に帰らせてあげたい」
前々から、心のどこかで、そう決めていました。
まさかこんなに早くその日が来るとは思いませんでしたが…。
葬儀の手配は姉がしてくれました。
横浜に住む姉と連絡がついたのは、私が人工呼吸器をつけない決断をした後でした。
姉は突然の知らせにショックを受け、電話に出られなかったことをひどく悔やみましたが、
私が決めたことを全て受け入れてくれました。
遺体は専門業者にお願いし、広島から福井まで車で搬送していただきました。
仕事とはいえ、長距離を無事に運んでくださったスタッフの方に、深く感謝しました。
母は、愛する故郷で、大好きなきょうだい達や親戚、家族に見守られながら旅立ちました。