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私の仕事復帰に伴い、日中は母が一人で身の回りのことをしなければならなくなりました。
私の帰りが毎晩8時半ごろになるので(仕事の後、娘を保育園に迎えに行ってからの帰宅)、
母の夕食は、朝のうちにだいたい仕上げて家を出るようにしていました。
毎日、夕方2時間ほど、介護や家事のサポートをしてくれるホームヘルパーさんに
家に来てもらい、母のお膳の支度に、着替えやトイレの介助、母の部屋の片づけなどの
手伝いをお願いしていました。
この頃の母は、パーキンソン薬の副作用で、まるで発作のような激しい眠気に
度々襲われていました。
ご飯を食べながらでも眠ってしまうため、食事もスムーズに進まず、
私が帰ってもまだ食事を終えていないことがほとんどでした。
食卓に突っ伏しているか、椅子からずり落ちる寸前の体勢で眠ってしまっていて、
手には箸が1本かろうじてひっかかっているような状態。
母の服は、味噌汁やお茶がこぼれてびしょびしょになっており、
テーブルの下にはお茶わんが転がり、ご飯や味噌汁が散乱していました。
そのため、私が家に帰ってからまずすることは、母の着替えの手伝いと、
テーブルと床の掃除、そして、母に再び夕食を食べてもらうことでした。
(眠ってしまっても、お腹は空いているのです)
眠ってしまいそうになる母と一緒に、何度も何度も声掛けをしながら食べる夕食は、
正直、食べた気がしないくらい大変でした。
さらに、やっとのことで食べ終わった時には、母はたいてい薬が切れ、手足が動かず、
歯磨き、トイレ、ベッドへ連れて行くなどの介護が必要になっていました。
並行して、1歳に満たない娘の世話と、多少の家事もあったので、
家に帰ってからの2時間は、ただただ必死だったことを覚えています。
それだけに、娘が保育園の延長保育で夕食を食べさせてもらっていたのが、
本当に助かりました。
ホームヘルパーさんに、保育士さん、いざという時に駆けつけてくれた義父母…
周囲の様々なサポートのおかげで、仕事と介護と子育ての両立は成り立っていたのでした。