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10歳の長男が、今年から一人で電車に乗って、習い事に通うようになりました。
乗車時間は約25分。
降りる駅を間違えないか、運賃を正しく払えるか、そもそもお金をなくすのではないか…。
色々な心配がありましたが、どうしても送り迎えの都合がつかなかったのと、
4月から5年生になることだしそろそろ冒険させてみよう!と踏み切りました。
初挑戦の日は、まるで「はじめてのおつかい」のように本人も家族も緊張しましたが、
案ずるより産むが易し。
何事もなく到着でき、「成長したね!」と喜びました。
しかし、先日、そんな息子の「一人旅」に、ある事件が。
なんと、電車で寝すごし、終点近くの駅まで行ってしまったのです。
息子は慌てて電車を降り、夫に電話。
しかし、夫はよりによって仕事の電話が長引き、何度かけても話し中。
私も生放送中で繋がらず、
おばあちゃんの家の電話番号も間違えて覚えていたためかからない。
公衆電話なら繋がるかもと近くのコンビニに入るものの、
公衆電話がないことが分かり不安になって泣いていると、
近くにいた男性が「どうしたの?」と声をかけてくれました。
「迷子になりました」と答えると、家族と連絡が取れるまで一緒に待ってくれたそうです。
夫が着信に気付き、慌てて待ち合わせ場所のコンビニへ。
到着した時には、もうその男性はいなくなっていましたが、
代わりにコンビニのスタッフの方々が見守ってくださっていました。
息子を助けて下さった皆様、この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
息子いわく、「もう一生家に帰れないんじゃないかと思って、怖かった」そうです。
一方で、運賃は、ちゃんと運転手さんに
「○○から乗りました。いくらですか?」と聞いて払ったとのこと。
知らない駅で動揺しただろうに、意外としっかりしていて感心しました。
そういえば、私も子供の頃、バスで一人習い事に通って、何度も寝過ごしたっけ。
この事件以来、息子に持たせる携帯電話を、到着時刻の5分前に音が鳴るよう
設定しました。
最初からこうしてやればよかった(^_^;)
でもこれで、彼は大人の階段をまた一つ上ったようです。