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ドタバタかいご備忘録㉖ 施設からの苦情
2018.1.30

最初は順調に見えた母の老人ホームでの暮らしでしたが、1か月ほど経つと

雲行きが怪しくなってきました。

施設のケアマネージャーから、母の言動に困っているといった内容の電話が、

よくかかってくるようになったのです。

 

例えば、了承も得ずに外出するとか、

コロ付きの椅子は危ないからコロ無しに座ってほしいと何度お願いしても

聞いてくれないとか、

部屋に物があふれ、つまずきの原因になるから危ないと注意しても、

さらに色々なものを買ってきてしまうとか。

また、薬が切れるとつきっきりの介護を求めるので、他の入居者にしわよせが行き、

困っているとか、

夜、ひっきりなしに介護士を呼び、十分に対応できないと、「こっちはお金を払って

入居しているお客さんなのよ。」と言ったなど、介護への依存心の高さも

施設のスタッフを悩ませているようでした。

 

電話を受ける度、私はすぐに施設に駆けつけ、頭を下げました。

母の介護の大変さがよく分かるだけに、申し訳ない思いでいっぱいだったし、

自分に代わって介護をしていただいている分、施設側の気持ちをしっかり受け止めるのが

私の責任だと思っていたからです。

このままでは「もううちでは見られません」と、いつか施設を追い出されるのではないか…、

そんな不安を抱きながら、その後の対応を協議するのでした。

 

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