ANNOUNCER BLOG
今日は、小学6年生の男の子を取材しました。
五日市東小学校の宅味義将(たくみよしまさ)くん。
(右端が義将くん。真ん中は妹の愛恵(まなえ)ちゃん)
今年の8月6日、広島原爆の日の平和記念式典で
「平和への誓い」を読み上げる子ども代表の一人です。
義将くんには難聴があり、補聴器をつけて生活しています。
障がいが分かったのは年少児の頃。
以来、言葉の習得に励み、明るい性格とチャレンジ精神で、
勉強もスポーツも得意な男の子に成長しました。
この度、義将くんが代表に選ばれたことで、“聞こえ”の学校で
一緒に学んだ子ども達がとても喜んでくれているそうです。
同じ境遇の方々に勇気を与えてくれますよね。
義将くんのお母さんも「耳の聞こえをハンデとせず、
本人の力で掴み取ってくれたのかなと思う」と感慨深い様子でした。
私は、今年、こども代表の選考会となった「平和の意見発表会」で
審査員を務め、義将くんの発表を聞きました。
声そのものに平和への強い思いが表れ、自然と涙が湧いてきました。
8月6日の「平和への誓い」の内容は、
意見発表会に集った20人の子ども達全員で考えたものです。
義将くんは「未来が平和になって、みんなで平和にいられる世の中に
なってほしいと思ってしっかり伝えたい」と話していました。
もう1人のこども代表、袋町小学校の伊藤まりあさんと共に、
どんな誓いを聞かせてくれるのか、楽しみです!
(義将くんからのプレゼント。得意の折り紙でウサギの親子を作ってくれました)