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パーキンソン病は脳の病気です。
日本では難病に指定され、人口1000人あたりに1人、約10万人以上の患者がいると
いわれています。
モハメド・アリさんや永六輔さんが患ったことでも知られていますよね。
ものすごく簡単に説明すると…
人は体を動かす時、脳から筋肉へ指令を出しますが、
パーキンソン病になると、その指令に必要なドーパミンという物質が少なくなります。
そのため、筋肉がこわばる、動きが乏しくなる、手足が震える、
姿勢が不安定になるなどの症状が出て、
進行すると介助なしでは日常生活ができず、寝たきりになることもあります。
精神症状や自律神経の障害もあり、母の場合は、うつ、よだれ、幻覚、声が出にくい、
極度の便秘、頻尿、睡眠障害などに悩まされました。
また、認知症になりやすく、母も、パーキンソン病発症から10年ほどで併発しました。
治療は、ドーパミンを飲み薬で補うのが一般的ですが、長く服用すると
効きだすのに時間がかかったり、効いている時間が短くなったり、
効きすぎて手足がくねくね動いたりと、様々な副作用が出てきます。
さらに、薬が効いている時と効いていない時の差が激しくなり、
病気とは分からないくらい動けたかと思えば、
急にスイッチが切れたように動けなくなるし、
日によっては薬を飲んでも飲んでも効かないことも。
薬が切れることにおびえながら生活していたような時期もありました
母のお気に入りの写真(親子で出たファッションショー:手前から姉、母、私)