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試合に出る出ないより大切なこと
2019.3.12

先週末、長男が所属する少年野球チームが公式戦に挑みました。

息子たちが最上級生となった新チームとしては初の公式戦。

しかも、「小学生の甲子園」と呼ばれる夢の全国大会につながる予選です。

実は3年前の先輩たちが、広島代表として全国大会に出場していることもあり、

子供たちも、指導者も、そして親もこの大会にかける思いはひとしおでした。

ちなみに、わが息子は控えの選手で、公式戦に出ることは難しく、

ファーストコーチャーかサードコーチャー、さらに応援で貢献しました。

 

この日は、2試合を戦い、最初の試合は6対2で勝利しました。

2回戦は接戦。

制限時間の70分が経った時点で1対1と、決着がつきませんでした。

すると、なんということでしょう。

勝者をくじ引きで決めるというではないですか。

ここまで真剣勝負をしたのだから、タイブレークなど野球のプレーで

決着をつけさせてほしいと願いましたが、ルールはルール。

各チームの9人が◯と×が書かれたくじを引くことになりました。

みんな、「絶対勝つぞ!」とか「絶対絶対絶対勝つぞ!」などと言いながら

真剣にくじを引き、審判が集め、丸の数を集計しました。

結果は…

無念の敗退。

ルールとはいえ、かわいそうすぎます。

子供たちは皆、泣いていました。

その姿を見て、大人たちも涙、涙…。

息子の姿を探すと、やはり泣いていました。

手の甲で何度も目をこすり、人一倍泣いていました。

試合に出られなくても、当たり前ですが、息子は一生懸命応援をし、

レギュラーと一緒に戦っていたのです!

私は、息子を抱きしめたくなりました。

試合に出る、出ないより大切なことを、息子はこのチームで学んでいるのだと、

改めて感じました。

 

全国大会への切符はつかめませんでしたが、

勝ち残ればマツダスタジアムで試合ができる大会などもあり、公式戦はこれからも続きます。

今回の悔しさを力に変えて、子供たちにはよりいっそう成長してもらいたいです。

 

 

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