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先週末、長男が所属する少年野球チームが公式戦に挑みました。
息子たちが最上級生となった新チームとしては初の公式戦。
しかも、「小学生の甲子園」と呼ばれる夢の全国大会につながる予選です。
実は3年前の先輩たちが、広島代表として全国大会に出場していることもあり、
子供たちも、指導者も、そして親もこの大会にかける思いはひとしおでした。
ちなみに、わが息子は控えの選手で、公式戦に出ることは難しく、
ファーストコーチャーかサードコーチャー、さらに応援で貢献しました。
この日は、2試合を戦い、最初の試合は6対2で勝利しました。
2回戦は接戦。
制限時間の70分が経った時点で1対1と、決着がつきませんでした。
すると、なんということでしょう。
勝者をくじ引きで決めるというではないですか。
ここまで真剣勝負をしたのだから、タイブレークなど野球のプレーで
決着をつけさせてほしいと願いましたが、ルールはルール。
各チームの9人が◯と×が書かれたくじを引くことになりました。
みんな、「絶対勝つぞ!」とか「絶対絶対絶対勝つぞ!」などと言いながら
真剣にくじを引き、審判が集め、丸の数を集計しました。
結果は…
無念の敗退。
ルールとはいえ、かわいそうすぎます。
子供たちは皆、泣いていました。
その姿を見て、大人たちも涙、涙…。
息子の姿を探すと、やはり泣いていました。
手の甲で何度も目をこすり、人一倍泣いていました。
試合に出られなくても、当たり前ですが、息子は一生懸命応援をし、
レギュラーと一緒に戦っていたのです!
私は、息子を抱きしめたくなりました。
試合に出る、出ないより大切なことを、息子はこのチームで学んでいるのだと、
改めて感じました。
全国大会への切符はつかめませんでしたが、
勝ち残ればマツダスタジアムで試合ができる大会などもあり、公式戦はこれからも続きます。
今回の悔しさを力に変えて、子供たちにはよりいっそう成長してもらいたいです。