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ドタバタかいご備忘録㉑ 認知症の始まり
2017.10.6

認知症の初期症状は様々だといいます。

私の母の場合は、今思えば、片づけが苦手になったのが始まりでした。

母の部屋には出窓があったのですが、同居2年目の頃から、

そこに脱いだままの服が重ねられ、またその上に書類が置かれるなど、ひどい有様。

箪笥の引き出しの中もすぐにぐちゃぐちゃになって、

しょっちゅう閉まらなくなっていました。

何度も注意し、一緒に片づけることもしばしばでしたが、何日かするとまた元の状態に。

後に、性格の変化も認知症のサインだと知りましたが、

当時は、「こんなにだらしがないとは思わなかった」と頭を抱えたものです。

他にも、衝動が抑えられなくなるというのでしょうか。

バナナを一度に30本、洋服を一度に15着も買ってきたり、

試着室が待てずにその場で脱ぎ始めて驚かれたり、

何かを思い出して急に道路に飛び出したり…

ハラハラさせる行動が増えていきました。

それでも、認知層=(イコール)物忘れというイメージが強かった私は、

認知症を疑うことはなく、母に対して腹を立ててばかりいたのです。

 

 

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