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先月、我が家の子供達が、はつかいち朗読劇コンクールに出場しました。
朗読サークルや小・中学生の仲間など13団体が出場、絵本や教科書作品などを演じます。
実は、長女がこのコンクールに参加するのは3度目。
一昨年、去年は同級生の友達3人で出場したのですが、今年そのうち1人の都合がつかず、
代わりに「出たい!」という弟たちをメンバーに加えることに。
我が家の3人きょうだいとお友達1人の4人体制で挑みました。
今回選んだ作品は「くまのこうちょうせんせい」という絵本。
主要登場人物(動物?)のくまの校長先生を8歳の長男が、
児童のひつじくんを5歳の次男が、ナレーションを長女と長女の友達が担当しました。
本番の1か月ほど前から、週末を中心に練習を始めましたが、大変だったのは、
長男と次男を練習に集中させること。
一回通して練習しただけで、もう遊びたくてうずうずしだすし、
校長先生がひつじくんの頭をなでるシーンは、恥ずかしがってちゃんとやらないし、
時には長男と次男がケンカを始めて、長男はふてくされ、次男は泣きべそをかいて、
練習どころではなくなってしまうこともありました。
そして迎えた本番。
4人は、廿日市市のさくらぴあで小ホールの舞台に立ちました。
長男と次男にとっては初めてのステージ。
審査委員やお客さんを前にして頭が真っ白にならないか、ハラハラしながら見守りましたが…
心配をよそに、子供達はよくがんばりました。
特に驚かされたのは、長男の演技派ぶり。
ひつじくんに優しく言い聞かせるシーンでは、練習でも見たことがないくらい
心のこもった口調で、私は感動して思わず涙が出てしまいました。
さらに、一番心配していたのが、次男の見せ場。
校長先生への長い手紙を読むシーンと、
「たすけて~。こうちょうせんせいがたいへんだ。たすけて~!」と大声で叫ぶシーン。
まだ字が読めない次男が、一生懸命覚えたセリフを間違えずに言い終えた時は、
ホッとして、客席でエドはるみさんばりの「グゥ~!」をしてしまいました(笑)
途中で、長男が少しセリフを間違えたり、段取りを忘れたりということもありましたが、
頼りになるお姉ちゃん達が上手にフォローし、ミスとは気づかれなかったかもしれません。
ちなみに、コンクールの結果は…
廿日市市文化協会賞を頂きました!
最優秀賞1チーム、優秀賞2チームに次ぐ、今年新たにできた賞だそうです。
初出場での受賞となった長男と次男はきょとんとしていましたが、
3回目の出場だった長女とお友達は「今回が一番緊張した」と話していただけに、
この受賞の喜びは格別だったようです。
後日、次男が「ぼくたち、ゆうしょうしたね。」と、幸せな勘違いをしていたので、
家族で大笑いしました。
でも、優勝と同じくらい、子供達にとっては嬉しくて貴重な経験となったようです♪