アナウンサーブログ

ANNOUNCER BLOG

ドタバタかいご備忘録㊵ 一難去ってまた一難
2018.8.24

胃ろうの危機を脱した母でしたが、また新たな難題がふりかかりました。

褥瘡(じょくそう)、いわゆる床ずれです。

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり

滞ったりすることで、

皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができたりすることです。

一度できると治りにくく、ひどい場合は皮膚や筋肉が壊死し、

骨が露出するほどの穴が開いてしまいます。

また、その部分が細菌に感染し全身に回ると敗血症になり、死に至るケースもある、

怖い病気です。

母は寝たきりではありませんでしたが、

この頃はほとんどの時間を車いすの上で過ごしていました。

そのため、車いすの足置きに接する左のかかとに褥瘡ができ、悪化。

介護士の皆さんが、毎日洗浄したり薬を塗ったりしてくれましたが、何か月も治らず、

しまいには深い穴のようになってしまいました。

総合病院を勧められ、皮膚科を受診すると、

傷が骨の近くまで達し、かなり深刻な状態であることが発覚。

そのまま、整形外科に回されました。

そして、医師から思いもよらない言葉を投げかけられました。

 

「整形外科に来たということは、足を切断した方がいいということです。」

 

切断!?

 

驚きと恐怖で、私はしばらく声が出ませんでした。

 

最新記事


アーカイブ
月を選択