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母を広島に呼んでよかったことの一つに、私の仕事ぶりを見てもらえたことがあります。
それまでは、広島で毎日のようにテレビに出ていても、
福井にいた母に見てもらえないのが残念でした。
広島に来て、私が出演する夕方を毎日楽しみにしている様子は、
気恥ずかしさもありましたが、親孝行ができたようで嬉しかったです。
たまに、私のテレビでの言動に鋭い指摘をしてくることもあって、
そんな時は耳が痛かったですが…(汗)
一方で、この頃の私の悩みは、週末の過ごし方でした。
平日は母と過ごす時間が少ない分、土日は家族一緒の時間をと、
母を連れて出かけるのですが、外出先で何度も薬が切れて動けなくなるので、
私は薬を気にしたり、トイレや歩行の介助をしたりで、気が休まりませんでした。
さらに、子供に対しても、平日遊んでやれない分、相手をしてやりたいのですが、
家族で出かけても私は母の事でいっぱいいっぱい。
いつのまにか娘や夫と別行動になっていて、寂しさを感じていました。
そこで、母と出かけるのは土日のどちらかにして、
週に一日は仕事のことも介護のことも考えなくていい日を作ろうとしました。
しかし、母を残して家を出る時、寂しそうな顔をされたり、
「行ってしまうんやね。」と言われたりするのが辛く、外出中も気が晴れないのです。
近くに、姉(横浜在住)や、母のきょうだい(福井在住)が住んでいたら、
たまに母の事をお願いできるのに…と何度思ったか分かりません。