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先週末、家族で三次の鵜飼に行ってきました。
三次の夏の風物詩として、これまで何度もニュースで伝えてきましたが、
実際に観光で行ったのは初めてのことです。
舞台は、三次市内を流れる馬洗川。
遊覧船に乗り込むと、まずは鵜匠から、鵜飼の説明がありました。
水に潜って魚を捕まえる鵜の習性を利用した伝統漁法で、
古くは古事記や万葉集にも登場したこと。
三次の鵜飼は戦国時代、毛利氏との戦いに敗れた尼子軍の落武者が始めたといわれ、
のちに初代三次藩主の浅野長治により整備されたことなど、
基礎知識を頭に入れ、いざ出発です!
乗船場を出た遊覧船は、鵜匠が乗る鵜舟に並走する形で
ライトアップされた巴橋の下流へ。
鵜舟のライトと遊覧船の提灯の明かりも相まって、幻想的な雰囲気が流れます。
聞こえてくるのは、川のせせらぎと、船頭の操る櫂の音、
そして5羽の鵜がかわるがわる水に潜る「ちゃぽん」という音だけ。
450年の伝統を誇る歴史絵巻を船から眺めるひとときは、
日常を忘れさせてくれる優雅さがありました。
全国一の長さという6.75mもの手縄を見事に操る鵜匠は、実に格好いい!
また、鵜がくるっと水に潜るアクションは体操選手のように回転が速く、
一生懸命な姿がとても愛らしかったです。
子供達も、「あっ!鵜が船に上がった!アユをはきだした!」などと、
鵜の一挙一動に釘づけでした。
ちなみに、この日の長女の日記には、
「うしょうのわざはとてもむずかしそうで、私にはぜったいできないと思いました。」
と書かれていました。
初めての鵜飼は、子供達の心にしっかり刻み込まれたようです☆