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ドタバタかいご備忘録⑦ 介護保険
2017.3.28

皆さんは、家族に介護が必要になり、介護保険のサービスを利用したい時

(介護を手伝ってほしい、介護施設を利用したい、介護用品が必要、など)、

どこに相談すればいいか知っていますか?

私は、母の介護に直面するまで知りませんでした。

正解は、市区町村の窓口か地域包括支援センターです。

地域包括支援センターは、あまり聞きなれないかもしれませんが、

高齢者に関するよろず相談ができるところで、一中学校区に一つは設置されています。

ここで介護保険の申請をし、どの程度介護が必要な状態かを判定する「要介護認定」

(要支援1,2、要介護1~5)を受けなければいけません。

介護が必要と認められれば、65歳以上ならだれでも、そして40~64歳で

老化が原因とされる特定の病気の場合も、1割か2割の自己負担でサービスが受けられます。

その後、ケアマネージャーと呼ばれる介護保険の専門家によって、

どんなサービスをどれくらい利用するかを決定し、開始となります。

 

横浜で初めて申請を行った母は、要介護2と認定されました。

介護用のベッドを借りたり、ホームヘルパーが週に数回、決まった時間に姉の家に来て、

移動や着替えなど身の回りのことを手伝ってくれたりしました。

しかし、母の場合、体が動かなくなる時間がまちまちなので、介護が必要な時と

ヘルパーさんが来るタイミングが必ずしも合わないという難しさがありました。

また、最も介護が必要となる夜は家族だけになるので、

フルタイムで働く姉にとって、夜中に何度もトイレへ連れて行く疲労は相当なものでした。

そんな頃、私が一人目を出産し育児休暇に入りました。

自宅にいる時間の長い私の方が、母を介護しやすいのではないか…。

2004年12月、ついに、母を広島に呼び寄せることになったのです。

横浜にいた頃の母(2004年7月)。里帰り出産の代わりに、母のいる横浜で出産した私の退院の日。

母は病気が進み、表情が硬くなり、手も硬直ぎみです。

 

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