毎月最終日曜630

2013年にスタートした広島発のドキュメンタリー「WATCH」。
事件、自然災害、戦争、平和活動など、さまざまな出来事や課題を掘り下げ、「いま」という時代を記録し続けます。

次回の放送は

第145回

シリーズ・キノコ雲の上と下『テニアン2』
玉砕と原爆の島・テニアン島から戦後80年を見つめる。
番組内容

北マリアナ諸島の一つ・テニアンは、サイパン島から約8㎞の小さな島。80年前、島はアメリカ軍の爆撃機が原爆を搭載して広島・長崎に向かった発進拠点であり、その前年には日米が激戦を交わし、日本兵や民間人など約1万5000人が亡くなった地でもある。玉砕から生き延びた新垣光子さんは、多くの日本人が身投げした海を思い出し恐怖で涙する。手榴弾を使って一家で自決しようとしたが不発に終わり、父親に殺されかけた伊藤久夫さんは「愛があるから家族に手をかけた」と父を偲ぶ。テニアン島で暮らす日本人の佳子・マングローニャさんは、21年前、島であった式典で原爆投下部隊を指揮したポール・ティベッツ元大佐が任務を誇らしげに紹介する姿に衝撃を受ける。父親をテニアン戦で亡くした山崎功さんは、7年前から島での遺骨調査に参加し、いまだ故郷に戻れない遺骨を発掘している。島には戦争の傷跡が残り、当事者の傷も癒えぬまま迎えた戦後80年、アメリカ軍による新たな訓練場が整備されようとしている。戦争の足音が忍び寄る島を見つめ、私たちがすべきことを考える。

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