



※時間変更の場合あり※時間変更の場合あり
「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんは、2歳のとき広島で被爆し、その10年後に白血病を発病した。入院した禎子さんは「生きたい」との願いを込めて鶴を折り続け、それは1000羽を超えたが、願いは叶うことなく入院から8か月後、息を引き取った。
少女の思いを知って欲しい…。禎子さんの兄の雅弘さんと、その二男の祐滋さんは、折り鶴を通して平和を伝える活動を続けている。そして今取り組んでいるのは、映画制作…。看護実習中で、禎子さんの最期に立ち会った女性や、太平洋戦争開戦のきっかけとなった真珠湾攻撃に、水兵として参加した男性らへの取材を重ねる。そして2人が目指すのは、福岡県内に残る原爆の残り火を真珠湾に灯すこと…。
被爆から77年余り。世界で戦火がやむ気配はなく、核兵器使用さえ現実味を帯びている。そんな時、親子はなぜ戦争の記憶に向き合おうとしているのか…。父と子の戦禍をたどる旅が続く。
BACKNUMBER