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野球がしたい…。その思いで、全国各地から広島に集まった女子高校生がいる。
廿日市市の山間にある県立佐伯高校では2015年、統廃合への懸念から、中国地方の高校で初めて『女子硬式野球部』が誕生した。
創部から6年、県内外から集まった14人が、公式戦“初勝利”を目指して練習に励む。
キャプテンの齊藤きらりさんは岡山県出身。
小学生からソフトボールを続けてきたが、野球への思いを断ち切ることはできなかった。地元住民の家に下宿しながら学校生活を送る。
今年8月、全国高校女子野球の決勝が、史上初めて聖地・甲子園で開催された。女子野球は今、少しずつ広がりを見せている。
近年、全国の高校で女子硬式野球部の創部が相次いでいる。そのほとんどが私立高校で、部員の奪い合いも懸念される。
「普通の公立高校として女子硬式野球部を存続させることで、野球がやりたい女子なら誰でも野球をやる道を選択できる世の中を作りたい」
地元の住民や企業、行政の支援を受け、奮闘する。
悲願の初勝利を目指して…野球に打ち込む女子高校球児の青春を追った。
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