ANNOUNCER
3月21日、カープレジェンドゲーム2022がマツダスタジアムで開催されました。
「共に立ち上がろう。広島は屈しない」をテーマに、カープ往年の名選手たちが一堂に集い、OB紅白戦やホームラン競争、夢の対決などが行われました。
私は小野アナウンサーと一緒に、セレモニーの司会とベンチリポートを担当。
開会式では選手入場の呼び込みを初めてさせてもらいました。
このアナウンスの仕方が独特なんです。
「やまもと~~ こ~じ~!」「くろだ~~ ひろき~!」という感じ。
こればっかりは、文字で表しにくいですね(汗)
しいて言うなら、プロレスのリングアナウンサーみたいな感じでしょうか。
普段、プロ野球中継のシート紹介で慣れている小野アナにレクチャーを受け、力強く発声しました。
選手の皆さんがカッコよく飛び出す時のアナウンスなので絶対に間違えられない!とプレッシャーでしたが、なんとか無事に務めを果たしました。
レジェンド選手の皆さんへのインタビューもドキドキしました。
江藤智選手にマイクを向けた時は、私がまだ新人の頃に旧市民球場で挨拶した(江藤さんは覚えていないと思いますが…汗)思い出がよみがえり、自然と「お久しぶりです!」と知り合いみたいに言ってしまいました。
紅白戦の間は3塁側ベンチに張り付いていましたが、印象に残っているのは選手の皆さんのにこやかな表情。
昔話に花を咲かせ、世代の違いを越えて声を掛け合う様子はとても微笑ましく、見ているだけで幸せな気持ちになりました。
ナイスプレーをした選手には「さては、よほど練習してきたな~?」などとツッコミが入り、笑顔があふれていましたよ。
また、ホームラン競争で、新井貴浩さんがこっそり発した言葉も忘れられません。
自分の番が来る直前、「0本だったらどうしよう。お客さんが期待してくれているのに1本も出なかったら申し訳ないよね~」とおっしゃっていました。
レジェンドの皆さんは「いいところを見せたい」ではなく「お客さんに喜んでもらいたい」という気持ちで集っていらっしゃるのだと心底感じた一コマでした。
レジェンド選手の皆さん、ファンの皆さん、素晴らしい一日をありがとうございました。
この感動が、新型コロナウイルスの影響を受けた方々の元気に、そして、間もなく開幕を迎える現役カープ選手たちの力につながることを信じています!