ANNOUNCER
去年リニューアルした広島の原爆資料館(新型コロナウイルスの影響で休館中)に、
「N家の崩壊」という展示があるのをご存知でしょうか?
被爆した家族の被爆後の苦悩と貧困を、12枚の写真で伝えています。
この度、広島テレビのドキュメンタリー番組「WATCH」は、
その「N家」の真相に迫りました。
被爆後、原因不明の体のだるさや痛みで働けなくなった主。
妻と死別し、5人の子どもを抱えての貧困生活…。
その苦しみは、いったいどれほどのものだったのか。
そして、この家族のありのままの姿を映した写真は、誰がどんな思いで撮影したのか?
さらに、被爆者の名前と遺品で被爆の実相を訴える資料館の中で、
あえて「N家」としたのはなぜなのか?
ある男性を取材する中で、真実が明らかになっていきます。
私は、番組のナレーションを担当しました。
原爆資料館の「N家の崩壊」の展示は、私も強く印象に残っていました。
日常を切り取った写真のインパクトと、この「N家」という表現に、
何か独特な存在感を感じたからです。
このドキュメントを是非ご覧いただき、
資料館再開後、「N家の崩壊」の展示に改めてご注目ください。
『WATCH N家の崩壊~ある被爆家族の記録~』は、
4月25日(土)深夜、日付が変わった午前0時55分から放送です!