ANNOUNCER
西日本豪雨から今日で5か月。
先週日曜日、日本テレビの鈴江アナ、杉上アナ、郡司アナ、市來アナ、弘アナと一緒に、
被災地・呉を訪れました。
呉の子供たちに、絵本の読み聞かせや日本語のゲームで楽しんでもらうためです。
この活動は、東日本大震災以降、
日本テレビのアナウンサーが全国の被災地で行っているもので、今回が20回目。
「一緒にやりませんか?」と声をかけていただき、広島テレビから私と澤村アナが
参加しました。
会場となったのは、呉ポートピアパーク。
実は、豪雨災害以降150日間にわたり休園していて、この前日にようやく再開したばかり。
「これまで重機やボランティア関係の車しか見られなかった駐車場に、
一般の車がたくさん止まっているのを見て嬉しかった」という地元の方の声も聞かれました。
イベントは、午前と午後の2回行われました。
「USA」の広島・呉バージョンを踊り、
弘アナのバイオリンの演奏をバックにした絵本の読み聞かせ、
子供たちと一緒にゲームのような楽しい発声練習にも挑戦しました。
被災してから今も「雨が怖い」という子もいましたが、
この時ばかりはみんなお腹からしっかり声を出して、いっぱい笑ってくれました。
そのリアクションの良さに、私達のテンションもMAX。
アナウンサーというより、歌のお兄さんお姉さんみたいになっていました。(私も一応
お姉さんでいいかしら?)
また、広島チームの私と澤村アナは、広島弁クイズを開催。
親御さんも参加してくださり、ぶち嬉しかったです(^^)
来てくださった皆さん、ありがとうございました!
その後、日本テレビのアナウンサーの皆さんと天応地区を回りました。
大通りは災害前の姿に戻っていても、
道を一本入ると、あの日から時が止まったような光景がありました。
瓦屋根が傾き、柱がむき出しになった手つかずの家。
人が住んでいても、青いビニールシートで応急処置をしたままのお宅は何件もありました。
痛々しい土砂崩れの痕に、そこかしこに積まれたがれきや土砂…。
5か月が経ち豪雨災害に関する報道はどうしても少なくなっていますが、
ドアを開けたら土嚢が目に飛び込んでくる生活が、まだここにはあるのだと実感しました。
復興の歩みが加速することを祈るばかりです。