とんがり屋根に風見鶏ののったかわいらしい洋風の建物!
よく、レストランですか?喫茶店ですか?と
尋ねられたそうです。
中に入ると、梁がむきだしの高い天井で
大きな鉄板やテーブルが並びます。
市川克子さんは夫を早く亡くし、
一念発起してお好み焼き店を始めて30年を超えました。
今では、常連客のほかにもインターネットやSNSをみて
遠方からもお客さんが来るそうです。
とにかくサービス精神旺盛な克子さん。
口癖は「損をして得をすること!」
太めに切ったキャベツをど~っさりとのせます。
天かす、もやしをのせて、豚バラ肉は5枚!
イカ天もトッピングとはいえ、たくさん入ります。
ひっくり返すのが大変なくらい、こんもりとした山のようでした。
押さえずに10分くらい蒸し焼きにしていきます。
そばは細麺で、お好みソースで下味。
仕上げにソースをぬり、青のりとごまもふって、昔ながらのスタイル。
たっぷりのキャベツが甘くなって、豚肉、イカ天のうまみも広がりおいしかったです。
80代に見えない元気な克子さんを慕って、
取材のときも4人の常連さんが見守ってくれていました。
元気の秘訣はお客さんとの日々の会話だそうです。
みなさんも会いに行ってみてくださいね!
80年代の人気映画『タンポポ』が好きで
1989年に店をオープンするとき店名にしたという吉永徹さん。
そのとき、看板メニューにしたいと、今回のお好み焼きを考案しました。
中に入れるのは、黄色いコーンとチーズです。
また、かつて喫茶店をしていたとき、よく使用していたマーガリンを
油の替わりに使います。
キャベツは仕上げるときに鉄製の押さえで
水分をしっかり飛ばします。
そして、最後はお好みソースだけではなく、
半分に黄色のソースをかけるんです!
実はコーンポタージュにカレーをミックスさせたソース。
カレー風味がほどよいアクセントとなり
コーンやキャベツ、マーガリンの甘みがいっぱいのおいしさでした!
さて、今回主にヘラを握ってくれたのは
近所から通う義理の息子、藤井康嗣さんでした。
高台にある住宅団地に、1軒しかないお好み焼き店。
吉永さんが体調面から店を辞めようと考えたときに
「絶やしてはいけない」と思って手伝い始めたそうです。
吉永さん夫妻と康嗣さんやアルバイトさんで
住民のみなさんからのたくさんの注文に応えていらっしゃいます。
幼い頃から父の味を食べてきた娘さんも取材を見守ってくれて
最後に記念写真を撮りました!
以前は20年続いていた「福ちゃん」というお好み焼き店で、
常連客だったという濱﨑さん一家。
長男がアルバイトをしたこともあり、家族ぐるみでのお付き合いだったそうです。
2024年、その「福ちゃん」が店をたたんで、継いでくれる人を探し始めたとき
「この味を絶やしてはいけない」と家族5人気持ちを一つに
味を引き継ぐことにしました。
哲志さんは今年1月から直接焼き方を学び、
42年務めた会社を辞めて7月にオープン!
妻の直美さん、手伝いに来る長女と営業しています。
キャベツはこんもり多め。
麺は、早めに鉄板に載せてしっかり焼きます。イカ天はその上に敷き詰めます。
中に入れるマヨネーズはホテルなどで使われる卵にこだわった酸味の少ないもの、。
仕上げは卵2玉を溶いてふんわりと蓋にします。
ボリュームがあるのでひっくり返すのが大変そうでした!
熱で中のマヨネーズがとけてふわっとうまみが広がります。
麺はパリっとしてイカ天の味もしっかり染みわたり
層の上から下まで美味しい一枚でした!
店内の素晴らしい書は、書の大家だった直美さんの祖父のものだそうです。
20代のころ、ホテルの和食店や市内の寿司店で
寿司を握っていた清水宏貴さん。
布有子さんと結婚し、25年会社員を務めたのち、
再び飲食の道へ戻りました。
今度は焼き肉店をしたかったそうですが、
この店舗が居抜きで大きな鉄板があったことから
お好み焼きも始めたところ、大好評!
団地のご近所さんだけでなく、遠方からも来店するお客さんがいるそうです。
驚いたのはキャベツの量でした!
とにかくどーーんとてんこ盛りで、他店の野菜Wの量よりも多いのでは!?
しっかり時間をかけてキャベツ全体に火を通します。
生地は外して、水分を飛ばします。
最後は強火の所で仕上げ、ソースで味付けした麺、生地と合わせます。
完成写真を見ても、分厚いお好み焼きですよね!
自己流で研究したという焼き方のキャベツは
と~っても甘くておいしかったです!
(この焼き方ならオールシーズンどんなキャベツでも甘みが引き出されそう!)
夜は肉系の居酒屋メニュー、週末は魚介のメニューもあるお店。
こだわりの店主なので、そちらの味も気になります。
月に1日、ペットと来店できる日もあるので、
Instagramでチェックしてみてくださいね!
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