ANNOUNCER
新型コロナウイルス禍で、平和公園から一時、人の姿が消えるなど、
ヒロシマの思いを紡ぐことにも影響が出ている今年。
このまま被爆75年の節目を、ただ過ごしてしまっていいのか…
広島の“普通の”高校生が立ち上がりました。
崇徳高校3年生の高垣慶太君です。
北海道や東京など全国の若者と核や平和について議論する、オンライン交流会
「被爆75年ユースラボ」を立ち上げました。
こうして文字にすると、少し堅苦しく感じるかもしれませんが、
実際は、高校生たちが力まず、きどらず、自然体で語り合う社交場です。
身近に感じてもらいたいので、あえて“普通の”と紹介させていただきました。
今週のドキュメンタリー番組「WATCH」では、
そんな高垣君が、医師として被爆救護に当たった曽祖父について調べ、
オンライン仲間に伝えるまでを追います。
私が一番好きなシーンは、高垣君と90歳の被爆者が交流するところ。
「あの日のことを知りたい」という若者の純粋な気持ちに応じる、
被爆者の方の温かいまなざしが印象的です。
そして、オンライン上で語られる高校生たちの等身大の意見は、
なにか爽やかな気持ちにさせてくれます。
私はナレーションを担当しました。
『WATCH ひいじいちゃんの被爆体験~コロナ禍のヒロシマ~』は、
今週土曜日(6月27日)の深夜、日付が変わった午前0時55分から放送です。
是非ご覧ください!
私も、“普通の”高校生の娘に見せたいと思います。